レクサスLM一部改良で「世界最高級ミニバン」にさらなる磨き…なお、お値段は2010万円也

レクサスLM一部改良で「世界最高級ミニバン」にさらなる磨き…なお、お値段は2010万円也

 レクサスは2025年7月17日、フラッグシップMPV「LM500h」を一部改良して本年8月1日より発売すると発表した。レクサスLMはレクサスブランドの最高級ミニバンとして君臨しており、今回の一部改良でリヤホイールハウスやバックドア周りに制振材・吸音材を追加。静粛性を大幅に向上させるとともに、EXECUTIVE仕様では後席の利便性と快適性を高める装備を強化。搭載する2.4Lターボ+ハイブリッドシステムは、滑らかな加速と優れた燃費を両立。室内照明は照度上限を引き上げ、色温度調整も可能にした。

 文:ベストカーWeb編集部、写真:レクサス

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どこまで豪華になるの…これがミニバンの最高到達点?

 レクサスの「LM」はFセグメントの高級ミニバンとして、トヨタ車体いなべ工場で生産されるレクサス初のミニバン。同ブランドのフラッグシップカーとして、セダンのLS、クーペのLC、SUVのLX、ヨットのLYに並ぶ看板モデルとして君臨する。

「広い」というだけでは何の説明にもなっていない室内。これで出張とか行きたい
「広い」というだけでは何の説明にもなっていない室内。これで出張とか行きたい

 トヨタブランドには大人気ミニバン、アルファード/ヴェルファイアがラインアップされるが、それらとは一線を画した存在感を放ち、吸音材の質量と配置を最適化、内外装の製造基準を厳格化。競合を寄せつけない静粛性と質感を実現している。

 今回の改良では、リヤホイールハウスとバックドア周囲に新開発制振材・高密度吸音材を追加・拡大。ロードノイズやバックドアによる微振動を徹底的に抑制し、高速道路や荒れた路面でもキャビンは驚くほど静かだという。うーーん、乗ってみたい。

 4座仕様EXECUTIVEは、後席の使い勝手を刷新。パワースライドドアスイッチをリヤセンターコンソールに移設し、自然な着座姿勢で操作可能に。オーバーヘッドコンソールにはウェルカムダウンライトを新設し、乗降時の足元を優雅に演出。センターコンソール上部にはスマホや小物が置けるトレイを装備し、細部まで配慮が行き届いた設計となっている。

(※この説明を読んでいる時に、原稿で「動くファーストクラス」と書こうとしたが、そもそもファーストクラスも動くんだったと気づいてやめました)

 室内照明はEXECUTIVE、version L共通で照度上限をアップ。暖色からクールまで好みに合わせてムードを演出でき、夜間の車内がホテルの一室のように彩られる。

 2023年10月19日に日本導入された現行型LMは、2.4L直列4気筒ターボ+ハイブリッドシステム(T24A-FTS型)を搭載。Direct Shift-6AT、四輪駆動DIRECT4を組み合わせ、システム最高出力273 kW(371PS)、最大トルク460 Nmを発揮。滑らかな加速感と環境性能を両立している。

走行性能もすばらしいが、そもそもオーナーが自分で運転するクルマじゃないよなとも思う
走行性能もすばらしいが、そもそもオーナーが自分で運転するクルマじゃないよなとも思う

 さらにEXECUTIVEには、48インチ大型ワイドディスプレイと一体化したパーティションを装備し、前後席間にプライベート空間を演出。ディスプレイ下には冷蔵庫、左右にグローブボックスを配置。アシストグリップ、シューホーン/傘立ても完備し、快適性と機能性を極めた。

 価格はEXECUTIVEが2,010万円、version Lが1,500万円(いずれも税込)。アルファード/ヴェルファイアをしのぐ上質感を体感できるLM一部改良モデル。ますます「最高級度」を増して、夜の街へ繰り出す最適な一台となっている。

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