自動車業界にもジワジワと広がっている日本の物価高。改良やモデルチェンジのタイミングで値上げを敢行する日本車がある一方で、輸入車には頑張れば手が届きそうなものも。ここでご紹介するアルファロメオ ジュニアもそんな一台だ!!
※本稿は2025年8月のものです
文：大音安弘／写真：ステランティス、ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2025年9月26日号
美しい末っ子SUVが420万円！
洒落クルマとして、2000年代にブームとなったアルファロメオ。その再来を期待させる存在が新型ジュニアだ。往年の名車の名を受け継ぐこのモデルは、クーペからコンパクトSUVへと転身。
最大の魅力である攻めのデザインは、イタ車らしいパッションにあふれたもので、個性的かつクールなものに仕上がっている。
主力は、1.2L、直3ターボのマイルドハイブリッド仕様の、6速DCTを持つFF車で、燃費も23.1km/Lと優秀。
注目のエントリーグレード「コア」は、クラシカルなロゴデザインのエンブレムやアイコンである人を食う大蛇を描いたフロントシートなど、アルファロメオワールド全開。
もちろん、装備も上位モデルと比べても見劣りしない内容で、ADASやインフォテイメントシステムは全車共通だ。
コアの特徴的な装備に、ファブリックシートと上位モデルより小さい17インチタイヤがあるが、スポーティなアルファには、この2点が緩衝役となってくれるので、乗り心地重視の人にもオススメだ。
●アルファロメオ ジュニア コア 主要諸元
・全長×全幅×全高：4195×1780×1585mm
・ホイールベース：2560mm
・車両重量：1330kg
・エンジン：直3、1.2Lターボ＋モーター
・エンジン最高出力：136ps/5500rpm
・エンジン最大トルク：23.5kgm/1750rpm
・モーター出力/トルク：21.8ps/5.2kgm
・WLTCモード燃費：23.1km/L
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