マイチェンレベルじゃないって!! レクサスRZの改良がハンパなかった

マイチェンレベルじゃないって!! レクサスRZの改良がハンパなかった

 2023年3月、ブランド初のBEV専用モデルとして登場したレクサス RZ。2025年12月にビッグマイナーチェンジを受けて登場予定なのだが、その内容ときたらほぼフルモデルチェンジ。レクサス初採用のハイテクの数々をまとって登場する!!

※本稿は2025年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:池之平昌信、レクサス
初出:『ベストカー』2025年11月10日号

【画像ギャラリー】もはや別のクルマ!? マイナーチェンジというには盛り沢山すぎる進化を見せるレクサス RZ(16枚)画像ギャラリー

これはもう「ほぼフルモデルチェンジ」!?

BEVシステムを全面的に刷新したうえで、IMD、SBW、進化版DIRECT4などの新技術を投入するRZ。その進化幅はフルモデルチェンジ以上かもしれない
BEVシステムを全面的に刷新したうえで、IMD、SBW、進化版DIRECT4などの新技術を投入するRZ。その進化幅はフルモデルチェンジ以上かもしれない

 レクサス初のBEV専用車として2023年3月に発売されたRZが、大幅な改良を施し、2025年12月に登場する。

 BEVシステムを全面刷新し、インタラクティブマニュアルドライブ(IMD)、ステアバイワイヤ(SBW)を搭載するRZ550e“Fスポーツ”を新設定するなど「ほぼフルモデルチェンジ」といった内容での登場である。

 IMDは本来トランスミッションの要らないBEVに使う「仮想MT」だが、パドルシフトを使って8段ミッション(仮想)を操作すると、音や歯切れのいいステップ感を楽しめ、クルマとの一体感を大幅に向上させてくれる。

 エンジン車のMTを単純に再現しているだけでなく、「BEVで作る新しいMT」として、どんな表現ができるかを追求した技術だ。

 SBWは電気信号で操作するステアリング。車速に応じてステアリングギア比を変化させ、低速から高速まで違和感なく、しかし従来にない新しい感覚でクルマを曲げる技術。最大切れ角は200度だ。

 その操作性もさることながら、飛行機の操縦桿のようなデザインが衝撃的。静止状態で操作してみたが、滑らかな動きと手触りのいい握り心地が印象的だった。

 このRZ550e“Fスポーツ”(4WD、航続距離582km)を頂点に、RZ500e(4WD、同629km)、RZ350e(FWD、同733km)の3グレードを設定。4WDは進化版DIRECT4を搭載している。

●レクサス RZ 500e “F SPORT” 主要諸元
・全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm
・ホイールベース:2850mm
・車両重量:2135〜2180kg
・パワーユニット:BEV
・総電力:76.96kWh
・システム最高出力:407.8ps
・駆動方式:4WD(DIRECT4)
・航続距離:582km
・0〜100km/h加速:4.4秒
・サスペンション:ストラット/ダブルウィッシュボーン
・登場時期:2025年12月
※各数値は開発中の社内測定値

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