本誌『ベストカー』にて、クルマにまつわる変わったもの、見慣れないものを取材する連載企画『これは珍なり(略して『これ珍』)』。数ある名(迷!?)企画の中から、今回はクルマのパーツをかたどったオモシロ雑貨たちをクローズアップ!(本稿は「ベストカー」2014年5月10日号に掲載した記事の再録版となります)
文:編集部
もはや芸術品! 1990年代のF1 V12エンジンを模したコーヒーメーカーで至福のエスプレッソを飲んでみてはいかが!?
クルマ好きたるもの、日常の生活のなかで常にクルマに触れていたいもの。そして、クルマに乗っていない時でもクルマにまつわる雑貨に囲まれていたいのかもしれない。ということで、今回はクルマに関連した日用雑貨をいろいろピックアップしてみた。
初っぱなはF1のV12エンジンをモチーフにしたコーヒーメーカー、「Serie Titanio V12」から。下の写真を見てもらえれば一目瞭然なのだが、実に精巧にできている。
これ、南アフリカ・ヨハネスブルグに本社のある「Arte Meccanica Mastroigiuseppe社」が開発、販売しているれっきとしたコーヒーメーカーの製品版なのだ。それにしても美しいV12エンジンそっくり……。
1990年代初頭、ホンダやフェラーリ、ランボルギーニなどF1の各チームではV12、3Lエンジンを搭載していたが、その当時のエンジンを2分の1スケールで再現しているのだという。
アルミやチタン、マグネシウムなど本物と同じ素材の90点以上ものパーツをハンドメイドによって組み立てており、コーヒーを注ぐ排気管はチタン合金製で、タングステンとアルゴンの溶接技術によって製作されているとのこと。
ちなみにコーヒーが出てくる排気管の金属の色は青く焼けているのだが、これは実際にV12エンジンが全開走行した時の色を再現しているのだとか。で、コーヒーを受けるピストン型のデミカップなども細部まで精巧な作り。このあたりのこだわりも徹底していて、限定500台を生産する計画だそうだ。
そして気になるこのV12コーヒーメーカーのお値段は8699~8999ポンド(約147万~153万円)となっており、業務用コーヒーメーカーも60万~100万円ほどすることを思えばそんなに高くない!?
V12のほか、V8とV10も用意されている。コーヒーの味のほうも変わっているのかも?
フィアット500の冷蔵庫
続いてはイタリアの家電メーカー、SMEG社による冷蔵庫。
フィアットとのコラボで登場した「SMEG500」は1950~1970年代のフィアット500のフロントマスクをかたどったレトロなデザインの冷蔵庫を販売。イタリア国旗の3色を用意。
ポルシェ911のソファー
今年のジュネーブショーで出展されたのがこれ。ポーランドのデザイン工房、「LUC&ANDRE」が手がけたポルシェ911(997型)のリアをかたどったソファーだ。ちなみにテールランプは本物だが、それ以外は特別にあしらわれたもの。
ヘルメットのチェア
お次はA・セナとN・ラウダが現役当時のヘルメットのカラーリングを再現したボールチェア。1960年代にスカンジナビアンデザインで一世を風靡したボールチェアだけにオシャレ!



















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