三菱ふそうトラック・バスは、大型観光バス「エアロクィーン」・「エアロエース」の新型モデルを発売した。「エアロクィーン」・「エアロエース」の新型モデルは、全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門で2025年12月より販売する。新しいエアロシリーズの内容を見てみよう。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■バスなのにサイバー攻撃に対応?
新型「エアロクィーン」・「エアロエース」は、コネクテッド技術などの進化にともない、高まるサイバー攻撃へのリスクに対応するため、外部からの不正アクセスを防ぎ、車両を保護するサイバーセキュリティの法規に適合した。
また、ドライバーの運転注意力低下を検知する先進安全装置「アクティブ・アテンション・アシスト」の顔認識カメラを刷新した。「アクティブ・アテンション・アシスト」は、白線認識カメラや各種センサーによる情報に加えて、顔認識カメラでドライバーの顔の動きを捉えて運転注意力をモニタリングし、運転注意力の低下による事故の発生を予防する先進安全システムだ。
システムが運転注意力低下を検知すると、ブザーと画面表示で警告する。新型モデルでは、顔認識カメラをダッシュボード上に配置することでドライバーの顔をより認識しやすくし、顔の動きを捉える検知性を向上させた。これにより、安全運転サポートがさらに進化する。
■車両スペック及び東京地区販売価格
バスの価格を見る機会はあまりないだろうが、参考までにバス1台のお値段をご覧いただこう。スーパーハイデッカー車である型式2WG-MS06GP(エアロクイーン)の場合、エンジンは6S10(T2)(280kW/381PS)で、トランスミッションはShiftPilot8速AMT。
定員は55(正座席45+補助席8+乗務員2)、主要な仕様としてPremium Lineスーパーハイデッカー・11列シート・サロン・床下直冷で、税込み5740万7千円だ。
ハイデッカー車である型式2WG-MS06GP(エアロエース)の場合、エンジンとトランスミッションは同じ、定員は62(同49+同11+同2)、仕様はPremium Lineハイデッカー・12列シート・天井直冷で税込み5375万3千円だ。
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