首都圏で雪が降ると、決まって話題になるのがスリップ事故や立ち往生だ。雪国では当たり前の装備や運転操作も、雪に不慣れな東京周辺では油断が命取りになる。積雪だけでなく、翌日以降に現れるアイスバーンも危険度は高い。今一度、雪道走行の基本と、やってはいけないポイントを整理しておきたい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、首都高速道路
【画像ギャラリー】万が一の時に備えてできることはやっておこう(2枚)画像ギャラリー雪より怖いのは翌日以降のアイスバーン
雪が降った当日よりも注意したいのが、実は翌朝から数日後にかけて現れるアイスバーンだ。幹線道路は交通量と日照で雪が解けやすいが、ビル陰や日当たりの悪い路面では雪が残りやすい。昼間に解けた雪が夜間の冷え込みで再凍結し、ツルツルの路面になるケースも多い。
特に厄介なのがブラックアイスバーンで、一見すると濡れたアスファルトにしか見えない。橋の上や陸橋、トンネルの出入口などは凍結しやすく、気付いた瞬間には手遅れということもある。雪が少ないから大丈夫と過信せず、外気温がプラス3度を下回ったら警戒モードに切り替える意識が重要だ。
なお、サマータイヤで雪道を走行すると道路交通法第七十一条違反となり、普通車で反則金6000円が科される。積もっていないから平気という判断は、法的にも安全面でも通用しない。
雪道走行の基本は「急」を避けること
雪道を走る際の基本は、とにかく急のつく操作をしないことに尽きる。ハンドルを急に切らない、急発進や急加速をしない、車間距離をしっかり取る、ブレーキは早めに優しく踏む。これだけでもスリップのリスクは大きく下げられる。
下り坂ではエンジンブレーキを活用し、スピードを抑えたまま走るのが鉄則だ。ただしFF車ではエンジンブレーキでリアが不安定になることもあるため、Dレンジのままフットブレーキを丁寧に使うのも有効だ。
スタッドレスタイヤと4WDだから安心、という考えも危険である。4WDは発進時のトラクション性能に優れるが、制動力はFFやFRと大きく変わらない。車重が重い分、止まるまでの距離が長くなる場合もある。
雪道では、自分のクルマがどれくらいで止まれるのかを常に意識し、余裕を持った操作を心がけたい。無理に走らない判断も、立派な安全運転のひとつである。
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