ハスラーで充分かデリカミニまで踏み出すか? 4WDモデル「50万円差」納得の理由! プロが勧める軽クロスオーバーSUVの“後悔しない”選び方とは

ハスラーで充分かデリカミニまで踏み出すか? 4WDモデル「50万円差」納得の理由! プロが勧める軽クロスオーバーSUVの“後悔しない”選び方とは

 軽クロスオーバーSUVで迷ったとき、やはり気になるのがハスラーとデリカミニの2台だろう。おう。どちらも人気モデルだが、実際に比べてみると目指している方向性はかなり違う。ヒンジドアかスライドドアか、軽快さか重厚感か、そして4WD性能をどこまで求めるのか。今回は、その違いを整理しながら2台の個性を見ていこう!

文/写真:ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】どっちの車内が幸せ!? ヒンジか、スライドドアかだけじゃない!! 内装ならどちらを選ぶ!? ハスラー&デリカミニの細部まで接近ショットで大公開!(52枚)画像ギャラリー

オフロードテイスト溢れる軽SUVならどっち?

最大の違いはスライドドアか否か。どちらもアウトドアにピッタリなのは変わらないゾ
最大の違いはスライドドアか否か。どちらもアウトドアにピッタリなのは変わらないゾ

 今、軽自動車市場で最も熱い視線が注がれているのが、軽クロスオーバーSUVだ。その道を切り開き、もう間もなくマイナーチェンジを迎えるのが、王座に君臨しているスズキ・ハスラー。対して三菱の誇るオフロードブランド「デリカ」の名を冠し、一気に勢力を拡大しているデリカミニである。

「どちらも似たようなものでしょ?」と考えるなら、それは大きな間違い!! この2台は、目指している方向性も、もたらす体験もまったく異なる。結論から言えば、「コスパのハスラー」か「超本格派のデリカミニ」か、その答えは明確になりそうだぞ!

 今回は軽SUVということで4WDモデルで比較していこう。意外にも大きな価格差があるが、それでも納得したら買い得なのはどっちのモデルなのだろうか。

ヒンジドア「ハスラー」と利便性最強のスライドドア「デリカミニ」

ハスラーはオーソドックスなヒンジドア。このパッケージングはもはや究極の域でスズキらしさが詰め込まれている
ハスラーはオーソドックスなヒンジドア。このパッケージングはもはや究極の域でスズキらしさが詰め込まれている

 ハスラーとデリカミニを比較するにあたってまず最大の違いは、リアドアの構造にある。ハスラーはいわゆる普通のヒンジドアだが、デリカミニは利便性最強のスライドドアを備える。

 もちろん使用用途にもよるのだが、一般的に考えてスライドドアが不利なシーンはあまりない。ファミリーや子育て世代、介護が必要な家庭にとって乗降性の良さが光るスライドドアは圧倒的に強い。

デリカミニはスライドドア式、便利なうえに剛性もあるというのだからオドロキ!!
デリカミニはスライドドア式、便利なうえに剛性もあるというのだからオドロキ!!

 さらにデリカミニのスライドドアは40°の傾斜でもなんなく開閉ができるなど、開口部のボディ剛性はもはやスーパーカー並の頑強さを誇る。こんなうんちくひとつとっても本物の「ギア」としてはデリカミニに軍配が上がるだろう。そうは言っても通勤や通学など日常使いで考えれば「好みでどうぞ」といった感じか。

舗装路の走行性能は軽快なハスラーと重厚感のデリカミニ

ハスラーはルックスのオフ車感も大事だけど、走るのは街中ばかりなんだよなぁという人にオススメ
ハスラーはルックスのオフ車感も大事だけど、走るのは街中ばかりなんだよなぁという人にオススメ

 走りの味付けにも、両社の哲学が色濃く出ている。ハスラーは、とにかく「軽い」。スズキ自慢の軽量プラットフォームとマイルドハイブリッドの組み合わせは、街中でのストップ&ゴーを軽快にこなす。燃費性能(WLTCモード)でもハスラーに軍配が上がる。

 一方のデリカミニ。特筆すべきは4WDモデルだ。三菱のエンジニアがこだわったKYB「プロスムース」をベースに専用開発したショックアブソーバーは、軽自動車特有の「ピョコピョコ感」を低減。荒れたキャンプ場の入り口や、轍(わだち)の深い雪道での安定感は、並大抵のSUVは真っ青といっても過言ではない。

オフロードに行ったり、生活区域に路面状況があまりよくない道もある問う方にはデリカミニがいいだろう
オフロードに行ったり、生活区域に路面状況があまりよくない道もある問う方にはデリカミニがいいだろう

 もちろんオンロードではハスラーの軽快感も光るし、乗り心地も上々だ。ただデリカミニが新開発のショックアブソーバーを投入していること、味付けのトレンドが最先端ということを考えると、総合点ではデリカミニに軍配が上がるのは致し方ないところか?

 ひとつだけデリカミニの操安性で指摘したいのがタイヤ。実はタイヤだけ前型からのキャリーオーバということもあり、せっかくの新型ショックアブソーバーを生かしきれていない。このあたりは走りに厳しい人にとってはウィークポイントだが、アフターのタイヤを履かせると豹変するだろう。

次ページは : 4WD性能はデリカミニの圧勝だけど「必要性」で選ぼう

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