愛車でトンネルに入った途端に目の前真っ白! つい焦ってしまうが、その曇りは内側? 外側?? 実は内側か外側かで対処法も大きく変わるのだ。そこで今回はフロントガラスの曇りについて。
文:山口卓也/写真:写真AC
【画像ギャラリー】一瞬で真っ白!? ガラス曇り即効対策(5枚)画像ギャラリーフロントガラスが曇る原因は「結露」!
雨の中、愛車に乗車した途端にフロントガラスが曇った! 梅雨時期にトンネルに入った途端に曇った! そんな経験を持つ人は多い。
そのどちらも、原因は「結露」。
「結露」は冬の温かい住宅の窓でも見られる現象で、窓の内側と外側で温度差がある時に発生する。
空気はその温度によって含むことのできる最大の水分量が変わるが、この最大の水分量のことを飽和水蒸気量という。暖かい空気の飽和水蒸気量は多く、冷たい空気は少ない。
暖かい空気の温度が下がり、飽和水蒸気量が少ない冷たい空気になると水蒸気は気体としていられなくなって液体に変わり(飽和値を超えた状態)、フロントガラスに付着する。この現象が「結露」である。
クルマではこの結露が車内・車外の両方で発生するが、フロントガラスに発生した場合は視界確保が困難になるので大変危険!
⚫︎フロントガラス内側が曇る
フロントガラスの内側が曇るのは、冬の寒い時期などの外気温が低い場合が多い。この状態で暖房を使用すると、暖房によって温められた空気は冷たいフロントガラスに触れることで冷やされ、ガラス内側に水滴となって付着する。
また、雨の日に濡れた衣服や傘を車内に持ち込むことで車内の湿度が高まった時も結露は起こり、同様にフロントガラス内側を曇らせる。
⚫︎フロントガラス外側が曇る
フロントガラスの外側が曇るのは、エアコンによって車内の温度や湿度が車外よりも低い場合が多い。特に梅雨時期のトンネルに入った場合や夏の雨の日などに起こりやすく、冷房の効いた車内ではフロントガラスも冷やされており、そこにムッとした温かい湿った空気が触れることで結露が起こる。
フロントガラスが曇った場合の対処法
まずは、曇りが外側なのか内側なのかをチェックするためにワイパーを作動。
外側が曇っているのであればワイパーで曇りは取れるが、ワイパーで曇りが取れてもすぐまた曇ってしまう……なんてことも。その場合の対処法は後述する。
ワイパーを動かしても曇りが取れない場合は内側の曇り。
現代のクルマにはデフロスター(霜取り装置)が搭載されている。オートエアコン車では、このデフロスターのスイッチ(扇型に3本の波線)をオンにすると、エアコンによって除湿された空気がフロントガラスに集中して送風して乾燥を促し、短時間で内側の曇りを除去できる。
オートエアコン車は、このデフロスタースイッチを押すだけで通常はエアコンシステムが最適な設定に切り替わるので非常に便利。
一方、マニュアルエアコン車での内側の曇り時は以下の操作を行う。
・デフロスタースイッチをオン
・「A/C」と書かれたエアコンスイッチをオン
・外気導入モードに設定
・送風口をフロントガラス側に設定
・風量と温度を最大に設定
⚫︎内側が曇っている時は「外気導入モード」!
通常、エアコンを稼働させている人の多くは、汚れた外気を導入することを避けるために「内気循環モード」にしている人が多いが、ガラス内側の曇りを取る場合は「外気導入モード」にすることが非常に重要。







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