日産ノートは、全車e-POWERの電動感ある走りが魅力のコンパクトカーだ。標準のXに加え、2025年8月の一部仕様向上でAUTECH LINE(オーテックライン)が登場し、さらにSUVテイストをまとったAUTECH CROSSOVER(オーテッククロスオーバー)も選べる。価格はXが232万8700円、オーテックラインが243万8700円、オーテッククロスオーバーが279万7300円。では、実用派はXで十分なのか。それとも、オーテック系を選ぶ満足度は価格差以上なのか!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカー編集部、日産
【画像ギャラリー】ノートのグレードをイッキ見! エクステリアだけじゃなくシートも若干違うぞ!(18枚)画像ギャラリーXは“これでいい”ではなく“これがいい”と思える基本形
まず結論からいえば、ノートのベストバイはXだ。理由はシンプルで、ノートらしい魅力の核心であるe-POWERの走りをいちばん手頃に味わえるからだ。価格は232万8700円で、WLTCモード燃費は28.4km/L。モーター駆動らしいスッとした発進、街なかでの扱いやすさ、コンパクトカーとしての経済性を考えると、かなりバランスがいい。
2025年8月の一部仕様向上で、インテリジェント エマージェンシーブレーキの検知性能向上や後席リマインダーの全グレード標準化も実施されている。つまり、Xだから安全装備で大きく我慢する、という印象は薄い。プロパイロットやナビ系装備はオプション選択の考え方も絡むが、日常の足としてノートを選ぶならXで不足を感じにくい。派手さはないが、道具としての完成度は高い。
オーテックラインは11万円差ならアリ、クロスオーバーは趣味性で選ぶ
ではオーテックラインはどうか。価格は243万8700円で、Xとの差は11万円。専用シート、ダークメタルグレーグリル、メタル調フィニッシュの専用ドアミラー、専用16インチアルミホイール、リアのオーテックラインエンブレムなどが備わる。燃費は27.6km/LとXより少し落ちるが、11万円差で内外装に“ちょっと特別”な空気が加わるなら、これはかなり現実的な上乗せだ。
一方、オーテッククロスオーバーは279万7300円。Xとの差は46万8600円まで広がる。専用フロントグリル、シルバーフロントプロテクター、ホイールアーチガーニッシュ、専用16インチアルミホイール&195/60R16タイヤ、専用チューニングサスペンションなど、見た目も中身もグッと濃い。小さなSUVっぽさをノートで楽しみたい人には刺さるが、価格だけ見ればノート オーラも視野に入ってくるゾーンだ。
買い得感で選ぶならX、少し洒落た雰囲気まで欲しいならオーテックラインが本命。オーテッククロスオーバーは損得よりも「この見た目が好き」で選ぶグレードだ。ノートはXでも十分。ただし、11万円差のオーテックラインはかなり悩ましい。実用派のX、満足度派のオーテックライン。この2択が、現行ノート選びのいちばんおいしいところだ。
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