2026年7月1日、プリウスが一部改良を実施した。見た目を大きく変えるものではないが、全車への車速感応オートパワードアロック追加、Zのアダプティブハイビームシステム標準化、E-Fourのスノーエクストラモード採用など、日々の安心感をじわっと高める実用派の改良だ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ自動車
全車に車速感応ドアロック! Zは夜道の安心感もアップ
今回の一部改良でまず注目したいのが、車速感応オートパワードアロックの全車標準装備だ。走行中に一定の車速になると自動でドアを施錠する機能で、子どもを乗せる時や夜間の市街地走行では心強い。しかも衝撃感知ドアロック解除システム付だから、万一の衝突時にはドアロックを解除し、救出性にも配慮している。
安全装備では、予防安全パッケージのToyota Safety Senseも強化された。Zグレードにアダプティブハイビームシステムを標準装備した点が大きい。これは先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光し、ハイビームの照射範囲を細かく制御する装備。相手にまぶしさを与えにくいまま、ドライバーの前方視界を確保しやすい。夜の高速道路や郊外路では、かなりありがたみのある装備だ。
E-Fourにスノーエクストラモード追加! 価格は値上げだが中身は濃い
走りの面では、E-Four車のドライブモードセレクトにスノーエクストラモードを標準装備した。E-Fourは後輪をモーターで駆動する電気式4WDだが、スノーエクストラモードでは雪道走行時の安定性を高める制御を行う。外気温や路面状態から寒冷地と判断した場合、走行シーンに応じて駆動力を後輪へ配分。さらにアクセル開度に応じた減速トルクも後輪に配分し、雪道での車両コントロール性を高める仕組みだ。
ボディカラーには新たにニュートラルブラックを設定(※Xを除く)。低く構えた現行プリウスのフォルムに、黒系カラーの精悍さがよく似合いそうだ。
価格は法人向けのXが2WD 279万6200円、E-Four 304万9200円。ハイブリッド車のGは2WD 332万4200円、E-Four 357万7200円、Zは2WD 399万8500円、E-Four 425万1500円。PHEVはGが388万4100円、Zが464万5300円だ。
従来型からは値上げとなるが、全車の安全性、Zの夜間視界、E-Fourの雪道性能を底上げした内容を考えると、単なる価格アップではない。派手さはないが、こういう改良こそ毎日効く。プリウスの完成度、また一段上がった。
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