【最速累計300万台突破】絶対王者N-BOXがマイナーチェンジ! CUSTOMはなぜ「顔」を変えたのか

【最速累計300万台突破】絶対王者N-BOXがマイナーチェンジ! CUSTOMはなぜ「顔」を変えたのか

 軽自動車の新車販売台数で11年連続No.1、登録車を含めた国内新車販売でも5年連続の首位——ホンダN-BOXが、2026年7月17日にマイナーモデルチェンジを迎えた。2023年10月に3代目へとフルモデルチェンジしてから2年9カ月での“顔”の刷新だ。主力のN-BOX CUSTOMはフロントフェイスを一新。N-BOX JOYには黒を基調にした特別仕様車「BLACK STYLE」が加わり、ファッションスタイルは2トーンルーフの色を刷新した。累計販売台数が2026年4月に300万台を突破し、ホンダ四輪として最速記録を打ち立てたN-BOX。現代の「国民車」と呼べる最強のスーパーハイトワゴン、その強さの秘密と、今回のマイチェンで生まれ変わったポイントを解説します。

文:ベストカー編集局長T 画像:奥隅圭之、Honda、株式会社ホンダアクセス

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N-BOXとは何者か——14年で300万台達成した歴史

 ホンダN-BOXの歴史は2011年12月、初代モデルの発売に始まる。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し、燃料タンクを前席床下に配置することで、軽自動車としては破格の広い室内空間と低いフロア、乗り降りのしやすさを実現。それまでの軽自動車の常識を覆す一台として、瞬く間に人気車種へと駆け上がった。

このたびマイチェンして新型となったN-BOX。写真は「JOY」のターボ、BLACK STYLE
このたびマイチェンして新型となったN-BOX。写真は「JOY」のターボ、BLACK STYLE

 2017年9月には2代目へとフルモデルチェンジ。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプに標準装備し、軽量化されたボディと新設計のパワートレインによって、走行性能と燃費性能を高い次元で両立させた。

 そして2023年10月、現行となる3代目が登場。開放感のある視界が生み出す運転のしやすさ、上質な内外装デザイン、快適で広大な室内空間などが評価され、幅広い層から支持を集めている。JNCAP(自動車安全性能)の総合評価「自動車安全性能2023」では最高評価となる「ファイブスター賞」も獲得した。

 こうした積み重ねの結果、N-BOXシリーズの累計販売台数は2026年4月に300万台を突破。初代発売から「14年4カ月」というスピードでの達成は、2001年に発売した「フィット」シリーズが記録した「20年7カ月」を大きく上回る、ホンダ四輪として最速の記録となった。さらに、登録車を含めた国内新車販売台数で5年連続(2021年4月〜2026年3月)、軽四輪車の新車販売台数に限れば11年連続(2015年4月〜2026年3月)でトップの座を守り続けている。まさに「軽自動車の絶対王者」と呼ぶにふさわしい実績だ。

CUSTOMの“顔”はなぜ変わった? 迫力と押し出し感への転換

 今回のマイナーチェンジで最も注目すべきは、主力グレードN-BOX CUSTOM(カスタム)のフロントフェイス刷新だろう。

 現行型(3代目)のCUSTOMが掲げてきたコンセプトは「PROUD」。品格と高い性能を表現し、所有する誇りを感じさせることを目指したデザインだった。しかし開発陣の分析によれば、この「誇りを感じさせるアイテム」が思うようにユーザーに響かなかったという。

 え、そ、そうなの?? そこで今回の改良モデルでは方向性を転換。「迫力や押し出し感(堂々とした佇まい)により、誇り・存在感を感じさせる」というコンセプトのもと、フロントフェイスをまるごと作り直したとのこと。

ぎらっとしたフロントマスクの新型N-BOX CUSTOM。写真のモデルはターボの「コーディネートスタイル」
ぎらっとしたフロントマスクの新型N-BOX CUSTOM。写真のモデルはターボの「コーディネートスタイル」

 新デザインの狙いは、デザインポリシーである「FULLMETAL INGOT FACE」という言葉に集約される。骨太で幅広な巨大なクロームグリルによってフロントフェイスの「押し出し」を表現し、ロー&ワイドを強調するワイドモチーフによって迫力を際立たせる——この考え方は、フロントだけでなくリアやサイドのデザインにも一貫して採用され、車両全体で「強いカタマリ」を表現しているという。

 具体的には、クロームメッキを大胆にあしらったグリル、力強く一文字に伸びるフロントアクセサリーLED(昼夜問わず常時点灯化)、スクエア形状のフォグライトによって、圧倒的な存在感を放つフロントマスクに。リアも専用デザインのリアコンビネーションランプ(ポジションランプは昼夜常時点灯化)を採用し、ボディー同色のリアバンパーとCUSTOMエンブレムを配したテールゲートガーニッシュ、ロアのメッキ加飾によってアウトラインを強調し、大きく見せるデザインとした。

 上級仕様の「N-BOX CUSTOM コーディネートスタイル」は、フロントグリルやサイドシルガーニッシュ、テールゲートガーニッシュにダーククロームメッキを採用し、より深い輝きのある上質で大人なスタイルに。ボディーカラーには新色「シーベッドブルー・パール」が追加され、ブラックルーフとの2トーンも選択できる。

 インテリアもブラックを基調にトーンを統一し、インテリアイルミネーションはナイトブルーへと変更。クールで大人の色気を感じさせる、メリハリのある上質な空間へと進化した。

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