「だれでもトラック」がGVW4.25トン未満に!? 日本がお手本とするEUの免許制度が改正へ!

「だれでもトラック」がGVW4.25トン未満に!? 日本がお手本とするEUの免許制度が改正へ!

 普通免許で運転できる「だれでもトラック」として知られる「いすゞエルフミオ」は、ディーゼルトラックでGVW3.5トン未満を達成したクルマとして人気だ。でも、もしかすると将来的に普通免許の上限がGVW3.5トン未満からGVW4.25トン未満に変更されるかもしれない!? なんて話がある。なぜか?

文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
*2026年3月発行「フルロード」第60号より

日本の運転免許制度のお手本

「だれでもトラック」がGVW4.25トン未満に!? 日本がお手本とするEUの免許制度が改正へ!
ヨーロッパでは普通免許で運転できるトラックのGVWの上限が3.5トン未満から4.25トン未満に引き上げられる

 欧州の自動車運転免許は、日本も制度設計における「参考」としていることがよく知られているが、その欧州の免許制度が改正される。

 欧州委員会が昨年11月25日に発表したもので、加盟国で法令整備を進めた上で4年間の移行期間後に適用を開始する。

 欧州連合(EU)は2050年までに域内での交通事故死者ゼロを目指す「ビジョン・ゼロ」を掲げているが、死者数はむしろ増えており、免許制度そのものを刷新しなければビジョン達成は困難としていた。

 新制度の内容は、スマートフォンなどで利用可能な「デジタル免許証」の導入や、新規免許取得者の「試用期間」義務化など若年ドライバーに対する事故削減施策の強化、国境越えによる処分逃れを防ぐための域内相互承認制度など、全体的に免許制度が厳格化される方向になっている。

BEVトラックの重量増を見込んで上限を引き上げ

「だれでもトラック」がGVW4.25トン未満に!? 日本がお手本とするEUの免許制度が改正へ!
普通免許で運転できるディーゼルトラック「いすゞエルフミオ」

 いっぽう、商用車に関しては日本の普通免許に相当する「カテゴリーB」で運転可能な車両が、車両総重量(GVW)3.5トンから4.25トンへ拡大される。

 これは、現行の制度では電動化に伴いバッテリー重量がかさむ商用車を運転できるドライバーが減ってしまうためで、基準を緩和することで電動商用車の普及とドライバーの確保を目指すというもの。

 電動化によるトラックの「減トン」は日本でも課題となる可能性がある。トラックメーカーは免許区分に合わせた車両開発を行なっているので、日本メーカーが得意とする小型商用車などにも影響があるかもしれない。

 ちなみに先に例示したエルフミオにはBEVもあるが、普通免許で運転できるGVW3.5トン未満に収まっている。

【画像ギャラリー】普通免許で運転できる「誰でもトラック」エルフミオと欧州の小型商用車(4枚)画像ギャラリー

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