乗り心地の17インチか見栄えの19インチか!? 新型CX-5のタイヤ選びを考える

乗り心地の17インチか見栄えの19インチか!? 新型CX-5のタイヤ選びを考える

 2026年5月に発売された新型マツダCX-5は、Sが17インチ、GとLが19インチを装着する。大径ホイールの迫力は魅力だが、乗り心地や交換費用では17インチも捨てがたい。毎日の使い方から、後悔しない選び方を考えてみよう。

文/写真:ベストカーWeb編集部

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Sだけ17インチ! タイヤの厚みは約22.5mm違う

車体の上下動を抑えたフラットで上質な乗り心地を実現する足まわりが特徴
車体の上下動を抑えたフラットで上質な乗り心地を実現する足まわりが特徴

 新型CX-5のタイヤは、最廉価グレードのSが225/65R17。グレーメタリック塗装の17×7Jアルミホイールを組み合わせる。

 一方、GとLは225/55R19を採用。Gは切削加工とブラックメタリック塗装、Lはブラックメタリック塗装の19インチホイールとなる。タイヤ幅はいずれも225mmで、違うのはホイール径と扁平率だ。

 計算上のタイヤ側面の高さは、17インチが約146mm、19インチが約124mm。17インチのほうがゴムの厚みを約22.5mm多く確保できる。

 一般的にはサイドウォールが厚いほど、路面の継ぎ目や小さな段差から受ける衝撃を吸収しやすい。荒れた舗装路を走る機会が多い人や、家族を乗せて乗り心地を優先したい人には17インチが有利だ。

 縁石や深い段差でホイールを傷めるリスクも比較的抑えやすい。タイヤ交換費用やスタッドレスタイヤの価格も、通常は19インチより17インチのほうが安く済む。

見栄えと応答性の19インチか、実用派の17インチか

LEDコンビネーションランプによる上質な後ろ姿や段差の少ないフラットなラゲッジルームが魅力
LEDコンビネーションランプによる上質な後ろ姿や段差の少ないフラットなラゲッジルームが魅力

 19インチの魅力は、なんといっても見栄え。大型化した新型CX-5のボディには大径ホイールがよく似合い、タイヤハウスもグッと引き締まって見える。

 サイドウォールの変形が少ないため、一般的にはステアリングを切った際の反応もシャープになりやすい。マツダらしい人馬一体感や、SUVらしい堂々としたスタイルを重視するなら19インチだ。

 もちろん「19インチだから乗り心地が悪い」と決めつけるのも早い。新型CX-5はダンパーの応答性を高め、前後のバネレートを下げることで、滑らかな乗り心地と操縦安定性の両立を図っている。

 ただし、新車注文時にタイヤだけを自由に選べるわけではない。17インチは330万円のS、19インチは352万円のG以上に固定される。Gとの22万円差には電動シートやパワーリフトゲートなども含まれるため、タイヤだけでグレードを決める話ではないのだ。

 段差の多い市街地や雪国での使いやすさ、維持費を優先するならSの17インチ。見栄えと操縦感覚、上級装備まで欲しいならGまたはLの19インチ。17インチは決して廉価版の妥協ではなく、新型CX-5を快適かつ経済的に乗るための、かなり賢い選択だ。

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