オートスライドドアは便利だが、いつでも全開にする必要があるとは限らない。新型日産エルグランドは、ドアを約半分開いた位置で自動停止できる「ハーフオープン機能」を採用。雨や雪、真夏や真冬、ちょっとした荷物の出し入れで地味に効く装備だ。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】見てよこの内装を!! ベースグレードでもちゃんとエルグランドらしさ炸裂すぎ(5枚)画像ギャラリーいつものスイッチを2回操作するだけ!
ハーフオープン機能の使い方は簡単。スライドドア外側のワンタッチスイッチ、運転席スイッチ、リモコンキーのワンタッチオートスライドドア開閉スイッチを2回押すと、ドアが約半分開いたところで自動停止する。
車内から操作する場合は、インサイドハンドルを素早く2回引けばOK。開き具合を見ながら途中でもう一度スイッチを押す必要がなく、最初から「半分だけ開けたい」とクルマへ指示できるのがポイントだ。
しかもハーフオープン機能は、X e-4ORCE、G e-4ORCE、VIP e-4ORCEの全グレードに標準装備。上級グレードだけの特別装備ではない。
ただし足先をスライドドア下へ出し入れするハンズフリー操作では、ハーフオープン機能は作動しない。半分だけ開けたいときは、スイッチやハンドルを2回操作する必要がある。
雨や冷暖房の逃げを抑えるのに効く!
この機能が活躍するのは、後席へバッグや買い物袋などを置くだけの場面。荷物ひとつのために大きなスライドドアを全開にせず、必要な開口部だけを確保できる。
雨や雪の日にもありがたい。ドアを全開にすると広い開口部から雨雪が入り込みやすいが、半分なら車内へ吹き込む量を抑えやすい。乗員がサッと乗り降りする際にも役立ちそうだ。
真夏や真冬も同様。せっかくエアコンで整えた車内の空気は、ドアを大きく開けるほど外へ逃げてしまう。ハーフオープンなら外気との入れ替わりを抑え、冷暖房の効いた室内を保ちやすい。もちろん密閉できるわけではないが、全開との差は小さくない。
一方、大柄な人の乗降や、チャイルドシートへ子どもを乗せるとき、大きな荷物を積み込むときは全開のほうが使いやすい。何でも半分で済ませる機能ではなく、場面に応じて開口量を使い分けるための選択肢なのだ。
巨大ディスプレイや豪華な2列目シートほど目立たないが、日常で何度も使うドアだからこそ、小さな工夫が効いてくる。新型エルグランドのハーフオープン機能は、一度慣れると全開だけのスライドドアには戻れなくなりそうな“地味便利”装備だ。
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