かつて憧れた国産スポーツカーが、とんでもなく高くなっている。FD3S型RX-7は600万円以上、80スープラも今や気軽に手を出せる存在ではない。ならば、その魅力をもっと現実的な予算で味わえる“リトル名車”を探してみよう。RX-8やレクサスRC、さらに意外すぎる大穴候補にも注目だ。
※本稿は2026年6月のものです
文:伊達軍曹/写真:マツダ、トヨタ、レクサス ほか
初出:『ベストカー』2026年7月26日号
リトルRX-7(FD3S)を探せ!
●「リトルRX-7」候補車
【本命】マツダ RX-8 中古車相場:総額50万~420万円
【大穴】マツダ AZ-1 中古車相場:総額350万~500万円
FD3S型マツダ RX-7の中古車相場が600万~1000万円超となった今、ロータリーエンジンの「どこまでも滑らかに回るフィーリング」と「フロントミドシップによる異次元の回頭性」を現実的な予算で味わうなら、RX-8しかあるまい。
特にタイプRSのレカロシートに身体を埋めたうえで、なるべく後席を振り返らないようにすれば、気分的には「ほぼFD3S」だ。
大穴としては、2シータースポーツの血統とマツダの血統、そしてFD3Sの美しき狂気を、ガルウイングという別方向の狂気で表現したマツダ(オートザム)AZ-1に注目したい。
リトル80スープラを探せ!
●「リトル80スープラ」候補車
【対抗】レクサス RC 中古車相場:総額200万~540万円
【大穴】トヨタ セラ 中古車相場:総額150万~240万円
80スープラが持っていた「GTカーとしての圧倒的な高速巡航性能」と「スポーツクーペとしてのグラマラスなスタイリング」という部分を、現代のクオリティで再現できている車種としては、レクサス RCが挙げられる。
両者の個性は若干異なるかもしれないが、80スープラを「大人のツアラー」と認識している人にとっては、レクサス RCはなかなかナイスな“リトルスープラ”になるはず。
そしてまぁ中身的にはスターレットなのだが、トヨタがバブルの勢いで作った(?)セラのバタフライドアは、80スープラが放っていた「湾岸線の覇者」的なオーラに近いサムシングを、ドアが開く瞬間だけは強烈に堪能できる。
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