あの時、自分のそばに置いておくことが出来なかった……。人にしろモノにしろ、そういう存在は人生の最後まで尾を引くらしい。それはクルマでもまた然り、だ。10名の自動車評論家の心の片隅に今も残り続ける「悲恋の一台」を伺った。
※本稿は2026年7月のものです
文:斎藤 聡、諸星陽一、島崎七生人、塩見 智、伊達軍曹、ゴリ奥野、大音安弘、永田恵一、西川昇吾、徳田悠眞(ゼミッタ)/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年8月10日号
斎藤 聡が欲しい中古車:スバルインプレッサWRX STI(GVB)

ここ数年、冬になると北海道に2カ月くらい籠っているんですが、切実に頼りになる足が欲しい。というわけで今欲しいのはGVB(3代目)インプレッサWRX STIのセダン。
実はこのあたりのインプレッサWRXは、それほど電子制御化が進んでおらず、自由に振り回せるのがイイ!
諸星陽一が欲しい中古車:マツダ サバンナRX-7(FC3S)

FC3SのサバンナRX-7。このクルマでレースをやっていたけど、ロードカーは持っていなかった。5ナンバー2ローターターボのFR。
後継モデルとなるFD3Sも素晴らしいクルマだったけど、思い出としては圧倒的にFCのほうが強い。ガチガチの機械式LSDを入れて、峠を走りたいねー。
島崎七生人が欲しい中古車:アルファロメオ 156

登場時に自分でも乗っていたアルファ156は忘れじの一台。今から中古車でもまた乗りたいと思う。
姿形よし、しなやかなコーナリングよし、V6の音とフィーリングよし……と完全無欠(過大な最小回転半径除く)のセダンだったから。156と過ごした夢見心地の日々のことは今でも夢で見る。
塩見 智が欲しい中古車:ホンダ インテグラタイプR(DC2)

今の新車で手に入らない、高性能自然吸気エンジン搭載車が欲しい。もう一度8000rpm超の刺激を味わいたい。
例えばDC2型インテグラタイプRがいいな。ベストカーの飯干先輩のに乗せてもらった時の感覚を今も鮮明に覚えている。先輩の顔はもうあまり覚えていないが……。
伊達軍曹が欲しい中古車:ホンダ ビート
大柄で電子制御満載のクルマにはウンザリだ……というのは言い過ぎだが、そういうのにはもう充分満足できている。だから俺は「小さい手動のクルマ」を中古で増車したい。
となれば、最適解はホンダ ビートだろう。これさえあれば、日々のイオン通いもF1 GP気分でイケるぜ!
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