ダイハツ工業が販売会社とタッグを組んで自動車専門学校の学生向けに「Future Mechanic Experience(フューチャー メカニック エクスペリエンス 」というイベントを開催していることをご存じだろうか。メカニックを目指す学生たちに普段体験できないクルマの楽しさを体験してもらう“課外授業”が凄すぎた!
文/写真:西川昇吾
【画像ギャラリー】写真からも楽しさが伝わってくる!? 未来の整備士たちがダイハツの「フューチャー メカニック エクスペリエンス」でクルマを堪能!!(8枚)画像ギャラリーメカニックの卵たちにクルマに乗って魅力を体験してもらいたい
自動車整備士不足は深刻で、メーカー各社もさまざまな取り組みを行っているが、ダイハツは整備士の卵である自動車専門学校の学生たちにリアルな体験を通じてクルマの魅力を知ってもらおうと「Future Mechanic Experience」を始めた。
こうしたイベントは採用活動の一環と捉えられがちだが、あくまでもクルマやダイハツ車そのものの魅力を体感してもらうことが第一の狙い。クルマの楽しさがわからなければ、いいメカニックになれるはずもなく納得だ。
3月に富士スピードウェイのショートコースで開催された「Future Mechanic Experience in FUJI SPEEDWAY」は、ダイハツ沼津販売株式会社と静岡ダイハツ販売株式会社が主催し、ダイハツ工業が協力する形で実施された。
当日は、静岡工科自動車大学校から3年生38名、中央メカニック自動車大学校から1年生15名、東海工科自動車大学校から1年生7名が参加。すでに就職先が決まっている学生から、まだ運転免許を取得していない学生まで、幅広い層が集まった。
イベントのプログラムとしては、e-ハイゼット カーゴでショートコースを走行し規定タイムを目指す競技や、e-スニーカーでのタイムアタック、タフトによる先進安全技術の体験、そしてDAIHATSU Gazoo Racingのラリー参戦車両となるミラ イースターボとGRコペンを使ったプロドライバーによる同乗走行などが行われた。
ちなみに、e-スニーカーでのタイムアタックは販売会社からのアイデアによるものであり、地元の販売会社と一体となって作り上げているイベントであることが伝わってくる。
また、DAIHATSU Gazoo Racingのモータースポーツへの取り組みに関するトークセッションも実施された。ドライバーの相原泰祐氏が活動を紹介しただけでなく、各販売会社から出向してモータースポーツの現場に帯同しているメカニックたちも登壇。どのような経緯でメンバーに選ばれたのか、そして現場で得られる経験について熱く語っていた。
新型車を運転する機会が意外に少ない学生たちにとっても貴重な機会
自動車専門学校の学生というと、普段からクルマ遊びをしているイメージがあるかもしれない。しかし話を聞いてみると、「クルマに関する学びの機会はあるが、新型車を実際に走らせたり、その凄さを体感したりする機会は少ない」とのこと。
参加した学生たちは最初こそ、おっかなびっくりだったが、次第に目が輝き始め、「電気自動車は初めてですが、こんなにスムーズで静かなんですね」とか「ラリー車って意外に乗りやすいんだ」といった驚きの声が挙がっていた。
普段学んでいる自動車のさまざまなメカニズムがどのような役割を果たし、どれほどの負担がかかっているのか。それは、実際に体験しなければ見えてこない部分も多いだろう。また、ADASの重要性やモータースポーツの意義は「体感すること」でしか深い理解はできないものであろう。
このイベントが意義深い時間であったのは、主催した販売会社にとっても同じだ。採用活動で学生と接する機会はあっても、それはお互いにとってビジネス色の強い場となりがちだ。
素顔に近く、純粋にクルマを楽しんでいる学生とコミュニケーションを取る機会はなかなか得られないものだ。直接的な採用に繋がらなくとも、学生たちがダイハツという自動車メーカーや地元の販売会社に対してどのようなイメージを持っているのか、クルマという共通のツールを通すことで、本音を引き出しやすい環境になっていることが印象的だった。
ここでのコミュニケーションが、将来的な採用や協力関係を生み出すきっかけになるかもしれない。
今回のイベントは、ダイハツ車が参加できるモータースポーツイベント「ダイハツチャレンジカップ」(通称:ダイチャレ)の前日に行われた。今後は、各地で開催されるダイチャレの前日に、地元の販売会社と協力して同様のイベントを展開していく構想があるとのこと。各エリアでの今後の取り組みにも注目したい。
【画像ギャラリー】写真からも楽しさが伝わってくる!? 未来の整備士たちがダイハツの「フューチャー メカニック エクスペリエンス」でクルマを堪能!!(8枚)画像ギャラリー












コメント
コメントの使い方