トライトン連覇なるか!? 田口選手が首位を快走!! AXCR2026で魅せるチーム三菱ラリーアートの底力

トライトン連覇なるか!? 田口選手が首位を快走!! AXCR2026で魅せるチーム三菱ラリーアートの底力

 昨年に続き2連覇なるか!? タイで開催中のアジアクロスカントリーラリー(AXCR)で今年もチーム三菱ラリーアートのトライトンが大活躍をしているのだ。7日間に渡って戦いが繰り広げられるのだが、早くも今日で6日目。厳しすぎる路面状況ながら、好成績を収めているのだ。最終日を前にDAY4までの戦いをどうぞ!!

文:ベストカーWeb編集部/画像:三菱

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田口選手快走!! トライトンの底力がさすがすぎる

前年王者として期待がかかるチーム三菱ラリーアート。2022年の初参戦以来伝統の赤いカラーリングもバッチリきまっている
前年王者として期待がかかるチーム三菱ラリーアート。2022年の初参戦以来伝統の赤いカラーリングもバッチリきまっている

 灼熱のタイを、今年もトライトンが駆け抜けている。2026年8月9日に開幕したアジアクロスカントリーラリー(AXCR)2026。前年王者として大会連覇を狙うチーム三菱ラリーアートは、3台のトライトンを投入。

 初日から活躍しているのは106号車の田口勝彦選手/保井隆宏選手ペアだ。競技初日のLEG1は、スコールによって深い水たまりや泥濘が生まれる難コンディション。多くのライバルがミスコースやトラブルに苦しむなか、田口組は大きなミスなく走り切り、暫定総合3番手につけた。

 続くLEG2でも無用なリスクを避け、3番手をキープ。そして勝負が大きく動いたのがLEG3だった。

 ジャングルの複雑な分岐やハイスピードダートが混在する難コースで、田口組は今大会初となるSSトップタイムをマーク。コドライバー保井の正確なナビゲーションと田口選手のスピードがかみ合い、一気に暫定総合首位へ浮上した。

現在、優勝の期待がかかっている106号車
現在、優勝の期待がかかっている106号車

 しかも、その時点で2番手との差はわずか8秒。約2000kmを走るクロスカントリーラリーとは思えない僅差の戦いである。

 首位で迎えたLEG4では、田口組が先頭走者としてコースへ入った。前に走るマシンがいないためダストの影響は受けにくいが、わだちやタイヤ跡がなく、正しいルートを判断する手掛かりも少ない。

 そんな難しい条件でも田口/保井組は安定した走りを披露。前半をほぼノーミスで攻略し、SS4番手でフィニッシュした。その結果、暫定総合2番手との差を3分18秒まで拡大。

 攻めるべきLEG3ではトップタイムを奪い、守るべきLEG4ではマシンを傷めることなくリードを広げる。状況に応じて戦い方を変えられる田口選手の経験値が光っている。

王者ヨーターも上位争い、小出組はチームを支える

参戦経験も豊富な101号車はアクシデントがあってもまだ上位争いを継続しているのはさすがの一言。まさに三菱ラリーアートの層の厚さだ
参戦経験も豊富な101号車はアクシデントがあってもまだ上位争いを継続しているのはさすがの一言。まさに三菱ラリーアートの層の厚さだ

 もちろんチーム三菱ラリーアートの戦いは、田口組だけではない。101号車を駆るのは、2022年と2025年にAXCRを制しているチャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手だ。

 LEG2では岩場でパンクしてしまったものの大崩れせず、上位争いを継続。LEG4では右リヤをヒットしてタイヤ交換を強いられ、暫定総合7番手に。トラブルが起きても致命傷にせず、確実にゴールへ帰ってくる。これもAXCRを知り尽くした前年王者らしい戦いなのだ。

ジャンプしてしまうほどの道を走る118号車。それでも問題ないのがトライトンだ
ジャンプしてしまうほどの道を走る118号車。それでも問題ないのがトライトンだ

 そして118号車の小出一登選手/千葉栄二選手も忘れてはいけない。ご存知の通り小出選手は唯一の社員ドライバーである。昨年現地取材をした際、ゴール時に増岡総監督と抱き合って涙していた小出選手は今年も猛烈に戦っている。

 小出組は競技初日にスタックしてタイムアウトとなったが、その後は着実に順位を回復。さらに、自らの順位を争うだけでなく、先行する2台にトラブルが起きた際にはサポートする「クイックサポート」という重要な役目を担っている。3台のトライトンには、それぞれ明確な役割があるのだ。

 田口選手とチャヤポン選手が総合優勝を狙い、小出が後方から支える。この3台体制そのものが、チーム三菱ラリーアートの強さなのだ。

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