トライトンの武器は「速さ+壊れにくさ」
AXCRでは、一度のパンクやスタック、ミスコースによって数分のリードなど簡単に消えてしまう。だからこそ重要なのが、単純な速さだけでなく「壊さずに速く走る」ことだ。
2026年仕様のトライトンは前後重量配分を見直し、サスペンションも改良。悪路での接地性やハンドリング性能をさらに磨き込んできた。
田口選手が荒れた路面を走りながら大きなトラブルなく首位をキープしていることは、ドライバーとコドライバーの技量だけでなく、トライトンそのものの高い完成度を示しているともいえる。
さらに小出車には競技用に最適化した6速ATとスーパーセレクト4WD-IIを搭載。極限状態のラリーで得られたデータを、将来の市販車開発へつなげる役割も担っている。
「ラリーで勝つ」だけでなく、「ラリーでクルマを鍛える」。モータースポーツを市販車開発につなげてきた三菱らしい取り組みが、現在のトライトンにも受け継がれているのだ。
まずはAXCR2連覇!! そして目指すは3連覇
LEG4終了時点で田口選手/保井選手ペアは暫定総合首位。チャヤポン選手もトップ10圏内に残り、小出選手も後方から2台を支えている。もちろんAXCRは最後まで何が起きるかわからない。
泥、岩、深い轍、突然の雨、そしてナビゲーションミス。ほんの一度のトラブルで順位が大きく入れ替わるのがクロスカントリーラリーだ。
それでも、前年王者チャヤポン選手だけではなく、今年は田口選手がトップを走っているところにチーム三菱ラリーアートの層の厚さを感じる。
2025年に続いて2026年も勝てば、チームはAXCR2連覇。まずは今年、再びトライトンを表彰台の中央へ。そして、その先に待っているのは2027年の3連覇だ。頑張れトライトン!!
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