【1週間まる分かり】パジェロ復活に国交省基準適用延期など、自動車業界ニュース総まとめ(8/31-9/4)

【1週間まる分かり】パジェロ復活に国交省基準適用延期など、自動車業界ニュース総まとめ(8/31-9/4)

 1週間で賑わった自動車業界ニュースを一気に振り返ります。今週2026年8月31日(月)から9月4日(金)までのニュースをまとめました。これで自動車業界丸わかり!! 

文:ベストカーWeb編集部/写真:編集部

【画像ギャラリー】激坂をグイグイ登る姿が勇ましい! ついに発表された新型パジェロの写真を大公開!(16枚)画像ギャラリー

【新型車】三菱が新型「パジェロ」を世界初公開

7年ぶりのパジェロの復活に多くの人が沸いた。歴代の要素も活かしながら、現代的になったデザインや機能に期待が寄せられている
7年ぶりのパジェロの復活に多くの人が沸いた。歴代の要素も活かしながら、現代的になったデザインや機能に期待が寄せられている

 ついに「パジェロ」が帰ってきた。三菱自動車は2026年9月2日、新型クロスカントリーSUV「パジェロ」を世界初公開した。2026年度内にタイで発売を開始し、その後、日本と豪州へ順次投入する予定だ。

 新型で何より重要なのは、名車の名前を使った都会派SUVではないことだ。骨格には本格四駆らしいラダーフレームを採用。フロントサスペンションはダブルウィッシュボーン、リアは新開発の5リンク式リジッドで、悪路での接地性と舗装路での乗り心地を両立させる。

 エンジンは専用開発の2.4Lクリーンディーゼルターボ。最大トルクは480Nmで、一部仕様は470Nmとなる。組み合わされるトランスミッションも、新開発のスポーツモード付き8速ATだ。

 4WDシステムには、2H、4H、4HLc、4LLcを選択できる「スーパーセレクト4WD-II」を搭載。さらに車両運動統合制御「S-AWC」と、NORMAL、ECO、GRAVEL、SNOW、MUD、SAND、ROCKの7モードを組み合わせる。ランクル250などと比較する際、メカニズム面で不足を感じさせない内容である。

新型パジェロの内装。3連メーターの復活やアシストグリップの復活に歴代へのリスペクトが感じられる
新型パジェロの内装。3連メーターの復活やアシストグリップの復活に歴代へのリスペクトが感じられる

 ボディは全長4920mm、全幅1925mm、全高1910mm、ホイールベース2870mm。最低地上高は230mmを確保し、アプローチアングル30.4度、ランプブレークオーバーアングル22.6度、デパーチャーアングル25.8度とされた。3列7人乗りで、2列目は150mmスライドとタンブル機構を備える。

 室内には2枚の14.3インチディスプレイを採用。歴代パジェロの3連メーターも、高度、方位、車体傾斜、AYC制御量などを表示するデジタル式マルチメーターとして復活した。12スピーカーとデュアルアンプを使うヤマハ製オーディオ、3ゾーンエアコンなど、フラッグシップらしい快適装備も用意される。

 日本仕様の価格は600万円台半ばからスタートと編集部は予想するが、正式発表を待ちたいところ。パジェロの復活は懐古企画では終わらない。三菱はこれを中長期戦略の第一弾とし、「この後に続くパジェロシリーズ」にも言及した。新型は、三菱というブランド全体の行方を左右する一台になる。

【新型車】レクサスが新型「NX」を世界初公開

「一部改良」と思えないほど大きく変わった新型NX。中身はもちろんのことフロントの意匠もスタイリッシュに
「一部改良」と思えないほど大きく変わった新型NX。中身はもちろんのことフロントの意匠もスタイリッシュに

 レクサスは2026年9月1日、「NX」の新型モデルを世界初公開した。発表上は一部改良だが、内容を見ると通常の年次改良とは規模が違う。プラットフォーム、ハイブリッドシステム、内外装、車内体験まで手を入れた、大幅刷新と呼びたいモデルである。

 ラインアップは、PHEVのNX450h+、2.5LハイブリッドのNX350h、2.0LハイブリッドのNX300h。日本で注目されるのは、やはりNX450h+だ。開発中の暫定値ながら、WLTCモードのEV航続距離は140km超を目標とする。

 140kmあれば、片道20~30km程度の通勤や送迎、買い物は、充電環境さえ整えば普段ほぼエンジンを始動せずにこなせる可能性がある。長距離ではエンジンを使えるため、充電場所を探し続ける必要もない。PHEVの利点を、より分かりやすく体感できる航続距離だ。

 ボディサイズはプロトタイプ値で全長4690mm、全幅1865mm、全高1660mm。全長は従来型比で30mm伸びるが、全幅と全高、2690mmのホイールベースは変わらない。日本の道路や駐車場で扱いやすいサイズ感を大きく変えず、デザインと性能を進化させた格好だ。

新型NXに採用された新世代の「e-Axle」。「トランスアクスル」「モーター」「PCU(Power Control Unit)」が一体化され、より小型・軽量・低重心を実現
新型NXに採用された新世代の「e-Axle」。「トランスアクスル」「モーター」「PCU(Power Control Unit)」が一体化され、より小型・軽量・低重心を実現

 レクサスは新世代プラットフォームによる基本性能向上と、新世代ハイブリッドシステムの採用を掲げる。プロトタイプの0-100km/h加速はNX450h+が6秒、ハイブリッド仕様が7.1~9.2秒。速さだけでなく、車体剛性や電動ユニットの制御が乗り心地と静粛性にどれほど効くかが、試乗での注目点になる。

 もうひとつ異色なのが、照明と香りを乗員の好みに合わせる「Sensory Concierge」だ。高級車の価値が馬力や革の質だけでなく、車内でどう過ごすかへ移っていることを象徴する装備といえる。一方で、香りの選択肢、交換費用、オフにできる範囲など、実用面も確認したい。

 NXは2026年7月末までに世界90以上の国と地域で累計約190万台を販売した、レクサスの主力車種である。そのNXがEV一本へ進まず、HEVとPHEVを磨き直した意味は大きい。国内価格と発売時期が判明すれば、輸入PHEVだけでなく、ハリアーやクラウンスポーツとの比較も一気に熱を帯びそうだ。

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