2026年で初代登場から60年となるトヨタ カローラ。そして同じく2026年に節目を迎えるのがいすゞ自動車だ。その前身となる会社が自動車製造を企画したのが1916年。なんと御年110歳となるいすゞの歴史の一端をご覧いただこう。
※本稿は2026年8月のものです
文:ベストカー編集部/写真:いすゞ、アドバンスデザインテクノロジー株式会社、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年9月10日号
カローラ60歳……いすゞは110歳!
還暦を迎えるカローラの歴史にも驚きだが、いすゞ自動車の歴史にもかなり驚かされる。
現在の「いすゞ自動車株式会社」と商号を定めたのは1949年(昭和24年)だが、その起源を遡ると1916年、株式会社東京石川島造船所、東京瓦斯電気工業が自動車製造を企画したことに端を発するのだ。
1916年は大正5年。今から110年前のことである。
どんな時代だったかというと、日露戦争が終わって11年。第一次世界大戦の真っ只中。袁世凱が中華民国を樹立するも短期間で崩壊した。アインシュタインが一般相対性理論を発表したのもこの年。うーむ、ほとんど近代史の教科書の内容だ。
いすゞの前身となった会社はウーズレー社との提携により、1922年に国産第一号乗用車となる「ウーズレーA9型」を完成させる。『いすゞ』の名称は、1934年(昭和9年)に商工省標準型自動車の名称として使用したのがその端緒である。
2002年をもって国内での乗用車製造、販売から撤退したいすゞだが、1960年代から1980年代にかけては魅力的な乗用車を相次いで開発、販売していた。
モータースポーツで気を吐いたベレット、ジウジアーロによる流麗なスタイルが印象的な117クーペ、独創的な近未来的造形のピアッツァなど、いすゞの乗用車はどれも個性的だった。
その歴史は、これからも商用車のリーダーとしてさらに続いていく。
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