ついに次期エクストレイルが丸裸に!! 新型ローグ 世界初公開

ついに次期エクストレイルが丸裸に!! 新型ローグ 世界初公開

 日産自動車が、2020年5月末に公表した事業構造改革計画「NISSAN NEXT」。その中では、今後18か月の12車種にも上る新型車の投入計画についても言及された。そのトップバッターとなる新型「ローグ」が、2020年6月15日に、米国にて発表。

 ローグと言われてもピンとこないだろうが、なんと現行型は、エクストレイルの北米仕様なのだ。つまり、次期型エクストレイルの姿である可能性が極めて高い。

 トヨタ RAV4などと競合し、特に人気の高いミドルクラスSUVにおいてエクストレイルは過去販売No.1にも輝いた日産の屋台骨。それだけに注視したい新型ローグの最新情報を速報でお届けしよう。

文:大音安弘
写真:NISSAN

【画像ギャラリー】次期エクストレイルの姿を丸裸!! 新型ローグの外見と中身、全部見せます!!


新型エクストレイルはタフで堅牢!? 王道のSUVスタイルに

新型ローグのフロント外観。現行モデルと比べるとSUVらしさを全面に押し出したスクエアなボディラインが印象的

 日産 ローグは、米国市場のSUVのなかで、最もホットなセグメントのベストセラーだ。それだけに、日産自動車にとって非常に重要な1台といえる。そんな新型ローグのメインターゲットは、若い世代のファミリー層で、家族の生活を潤すSUVに仕上げられているという。

 スタイリングは、都会的な洗練を意識した現行型(エクストレイル)から一転。王道的なタフなSUVスタイルに変更され、ボクシーな仕立てとなった。

 特に印象的なのがフロントノーズで厚みが強調され、力強いフォルムのVモーショングリルが中央に鎮座する。ヘッドライトは、個性的な縦型2分割式とすることで、迫力あるフロントマスクを演出。アンダーガード風のメッキパーツも拡大され、ボリューム感を増すことに一役かっている。

リアスタイル。無塗装のフェンダーアーチもより強調され、「土が似合う」初代の雰囲気に

 サイドビューも直線的でホイールハウスの形状を膨らませ、樹脂モールで強調することで、高い走破性を予感させる。テールランプに現行型ローグの面影を覚えるが、やはりリアバンパーにプロテクター風デザインを施すことで、クロカン風味を加えている。

 このイメチェンには、日本でも大ヒット中のトヨタ RAV4の転身が重なる。さぞボディも大型化されているのかと思いきや、全長で1.5インチ(約38mm)、全高で0.2インチ(約5.1mm)も抑えられているというから驚く。これは、主に取り回し性の向上が狙いのようだ。

上質で機能的な内装と「プロパイロットアシスト」も搭載する新型ローグ

Apple CarPlay対応の9インチモニタも装備されるインパネ。こちらはタン系のカラーで質感も高そうだ

 一方インテリアは、豪華さが増した印象だ。ダッシュボードは、ゆったりとしたデザインとなり、前席の左右も大型化されたセンターコンソールにより独立感を高めた。

 シートレイアウトは、2列5人乗りのみとし、乗員全員に快適なスペースを提供。前後共に、長距離移動でも疲れにくいシートを装備する。さらに上級グレードなら、レザーシートが奢られる。

 デザインとレイアウトが一新されたダッシュボードは、センターの9インチのタッチスクリーンと12.3インチのデジタルメーターパネルを備えた最新式のインターフェイスを採用。

 ドライビングエリアでは、シフトレバーがバイワイヤーとなったことも大きな特徴で、よりスムーズなシフト操作を実現したほか、センターコンソール下に収納スペースが新設された。

 先進の安全運転支援機能「プロパイロットアシスト」は、次世代のレーダー及びカメラ技術で強化され、スムーズなブレーキング、ステアリングアシストの向上、走行車線内に侵入する他車の検知性能がアップしているという。

 また、日本でいう「プロパイロット2.0」に相当する「ナビリンク付きプロパイロットアシスト」も上級モデルで標準及びオプション採用されているようだ。

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