日本の道路事情や「ちょっとそこまで」需要に合致し人気を得ている軽自動車規格のEV。2026年秋にはスズキ eスカイが登場を控えているが、一部では「eスカイ欧州輸出へ」と報じられた。正式発表ではないが、先が楽しみな情報だ!!
※本稿は2026年8月のものです
文:角田伸幸/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年9月26日号
日本の軽EVがヨーロッパを席巻!?
2026年秋の発売が待たれるスズキの軽EV「eスカイ」。その魅力はベストカー/ベストカーWebでもご紹介しているが、日本経済新聞が、そのeスカイが欧州輸出されると報じている。
eスカイはスズキが得意とするインド生産ではなく、日本で作られる予定。欧州販売が実現すれば、日本から海を渡ることになる。国内向けの軽EVが、そのまま世界への輸出商品に育つかもしれないのだから、なんとも痛快ではないか。
追い風になりそうなのが、2025年に欧州連合が新設した「M1E」というカテゴリー。「EU版軽自動車枠」ともいえる規格で、全長4.2m以下のクルマを対象に、さまざまな優遇策が用意されている。
eスカイはこの上限よりふた回りほど小さいが、欧州の道路環境を考えれば、このコンパクトさは弱点どころか、強力な武器になりそうだ。
特にイギリス、フランス、イタリアなど、小型車需要が高い国との相性はよさそう。買い物や送り迎え、狭い旧市街での移動となれば、小回りが利いて電気で静かに走る軽EVの得意分野だ。大柄で高価なEVが増えた欧州市場で、日本育ちの小さな実用車が新鮮に映る可能性は充分にある。
日本独自の「ガラパゴス規格」といわれ続けてきた軽自動車だが、これまでもアジア圏などへ輸出され、一定の支持を得てきた。小さく、軽く、無駄がなく、それでいて4人が乗れる。この合理性は、日本だけに通じる価値ではないのだ。
スズキ自動車広報部は日経新聞の報道について「我々のお出しした情報ではありません」とコメントしており、正式発表ではないが、独自のルートで取材したところ、eスカイをベースに欧州用に新たなEVを開発する可能性が高いもよう。ぜひ見てみたい!
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