劇的なまでの大改良を受けたトヨタ bZ4Xが話題だが、和製BEVの老舗、日産 リーフも負けてはいない。2026年7月に「リーフNISMO」が登場し、クルマ好きからの注目を集めている。リーフNISMOのエッセンスを試乗で味わってみた!!
※本稿は2026年10月のものです
文:戸田治宏/写真:鈴木雅人
初出:『ベストカー』2026年11月10日号
NISMOから満を持して放たれた電動クロスオーバー
リーフは国内BEV月販ナンバー1の座をbZ4Xに奪われているが、クルマ好きには2026年7月に発売されたNISMOの存在が嬉しい。
40kWhバッテリーのみだった先代リーフNISMOに対し、新型はB5(55kWh)とB7(78kWh)の両方に設定。
前輪を駆動するモーターのスペックはベース車のリーフと同じだが、B5でも先代(150ps/32.6kgm)を上回る。B7はNISMOの設定がなかった先代e+(218ps/34.7kgm)よりトルクアップしている。
VCMはもちろんNISMO専用にチューニングされている。ドライブモードは「エコ」がベース車の「スタンダード」に、同じく「スタンダード」は「スポーツ」に匹敵。さらに「NISMO」モードは、ベース車の「スポーツ」よりアクセルレスポンスとパワーの上昇速度が格段に引き上げられている。
加えて、NISMOロードカー初の回生ブレーキコントロールパドルを装備。これもメリハリを利かせた専用チューンだ。
サスチューンの基本は従来のNISMOロードカーと同様。スプリングとスタビライザーは前後とも強化。ショックアブソーバーには、カヤバのスウィングバルブをエクストレイルNISMOに続いて採用する。
さらに新メニューとして、フロントサスとボディをつなげるメンバーのブッシュ一部専用化を実施。レスポンス向上に効果を発揮する。
大トルクを路面へ……上質な乗り味も体感
運動性能の向上はワインディングで一目瞭然だ。ベース車もハンドリングは非常に軽快だが、コーナー立ち上がりの急加速では前輪が空転。EV専用タイヤは絶対的なグリップがモータートルクに対して役不足だ。
NISMOはハイグリップなミシュラン パイロットスポーツ5を装着。サスも内輪のリバウンドをうまく抑え、旋回中でも大トルクをそのまま駆動力として路面に叩きつける。パワーユニットが無音である点を除けば、高性能FFスポーツの迫力を楽しめるのだ。
乗り心地もスポーツモデルとしては快適すぎるほど。オススメはレカロ製スポーツシート装着車なのだが、プロパイロット2.0を選択できない設定なのが悩ましい。ナゼ!?
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●リーフNISMO B7 レカロ製スポーツシート装着車 主要諸元
・全長×全幅×全高:4415×1810×1550mm
・ホイールベース:2690mm
・車両重量 :1900kg
・パワーユニット:交流同期電動機
・総電力量:78kWh
・モーター最高出力:218ps
・モーター最大トルク:36.2kgm
・タイヤサイズ :235/45R19
・駆動方式:FWD
・一充電走行距離:720km
・価格:722万7000円



















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