国産SUV旋風はとどまるところを知らない。2020年だけでも軽自動車でスズキ ハスラー、ダイハツ タフト。登録車ではトヨタ ヤリスクロス、ハリアー、日産 キックス、そしてレクサスからはEVのUX300eも登場した。
そのSUVのなかでも最も活発な動きを見せているのが、取り回しに優れたコンパクトSUVとなっている。
ここでは、全長4.5m以下の国産コンパクトSUVのベストセラーカーからニューモデルまで様々なテーマ別にオススメのコンパクトSUVの中古車を紹介しよう。
文/萩原文博、写真/スズキ、日産、ホンダ、マツダ、トヨタ
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軽SUV王者ハスラーで買い得中古車を選ぶポイント&注意点は?
軽クロスオーバーSUVのパイオニアであるスズキ ハスラーは2019年12月にフルモデルチェンジを行い、2代目となる現行モデルが登場。
先代はワゴンRをベースとしていたが、現行型は軽スーパーハイトワゴンのスペーシアベースへと変更。
さらにボディ剛性の強化を図るため構造用接着材を使用するなど工夫が施されている。ファニーな見た目とは裏腹に本格的な悪路走破性を備えているのが歴代ハスラーの特徴だ。
歴史を振り返ると2013年末に登場した初代モデルは、2015年5月の一部改良で、エネチャージをISGとリチウムイオン電池を組み合わせたSエネチャージに変更し、燃費性能を向上させている。
同年12月の一部改良で、一部グレードに搭載されている衝突被害軽減ブレーキをこれまでの「レーダーブレーキサポート」から「デュアルカメラブレーキサポート」に変更し、機能を充実化させた。その後も先進運転支援システムのアップデートは2018年11月の一部改良まで継続している。
現在、初代ハスラーの中古車は約3000台流通している。しかも3カ月前の時点では約2500台だったので、増加傾向だ。
流通している中古車の平均走行距離は約3.1万kmだった3カ月前から現在は3.5万kmまで延びているにも関わらず、平均価格は直近3カ月の間約109万円で全く値動きがない状態だ。
初代ハスラーの中古車の価格帯は約36万~約228万円とは非常に幅広い。これから初代ハスラーの中古車を購入するというのであれば、走行距離やコンディションと同様に運転支援システムとパワートレインにこだわりたい。
運転支援システムはもちろん「デュアルカメラブレーキサポート」そしてパワートレインは「Sエネチャージ」付きだ。そうなると、2016年式以降のモデルとなる。
その中でもオススメなのが、装備が充実した特別仕様車だ。その中でも「Jスタイル」が狙い目。中古車の流通台数は最も多い「JスタイルII」が約190台流通しているし、ツートーンカラーのボディカラーもオシャレだ。
初代ハスラーの中古車は流通台数が豊富で、装備の充実した特別仕様車を狙うのがベストの買い方だ。
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