とにかくリーズナブルに買える小型国産中古SUVは?
リーズナブルは決して「価格が安い」ということだけではないと思っている。ただ安いだけであれば、年式の進んだクルマを紹介すればよいだろうが、やはり価格以上のバリューがなければリーズナブルといえないはずだ。
中古車の価格設定には人気という要素が影響を与える。実力を備えたクルマであっても人気がないと価格が安くなってしまうのだ。
そこで、ここでは運転支援システムや走行性能は高いにもかかわらず、ちょっと人気薄なためリーズナブルで購入できるコンパクトSUVを紹介したい。
まずは、日産 ジューク。2010年に販売開始したジュークは2020年まで10年も販売された国産コンパクトSUVのパイオニア。モデルライフの途中で運転支援システムもアップデートされている。
現在、ジュークの中古車の流通台数は約1300台で、3カ月前の約1100台から増加している。平均価格は約79万円と横這いとなっているが、価格帯は約30万~約235万円だ。
そしてもう1台、マツダ CX-3をピックアップ。2015年に登場した時は1.5Lディーゼルターボのみだったが、現在は1.5L&2Lガソリン、1.8Lディーゼルターボと多彩になっているうえにプレミアムコンパクトSUVからキャラも一変している。
CX-3の中古車の流通台数は約1300台だが、3カ月前には1500台を超えていたので、こちらは減少傾向だ。
平均価格は約163万円で横這いのまま推移しており、価格帯は約79万~約270万円と幅広い。狙い目は2Lガソリン車。走行距離の少ない中古車でも150万円以下で狙える。
コストパフォーマンス抜群の小型国産中古SUVは?
走行性能や安全性能も高く、なおかつコストパフォーマンスが高い国産コンパクトSUVといえば、ハイブリッド車を用意しSUV販売台数No.1を競っているホンダ ヴェゼルとトヨタ C-HRの2モデルだ。
まずは、ヴェゼルから。2013年に登場し約7年間も販売しているヴェゼルの中古車の流通台数は約2830台と非常に豊富で流通台数も安定している。平均価格も直近3カ月は約188万円で横這いとなっており、人気の高さをうかがえる。
価格帯は約87万~約340万円。ハイブリッド車とガソリン車の価格差が縮まっているので、ハイブリッド車にバリュー感が高い。
一方のC-HRも中古車の流通台数は約2500台と非常に豊富だ。しかも増加傾向となっているのもポイント。高価格な中古車が増えているせいか、平均価格は3カ月前の約208万から約214万円へと値上がり傾向となっている。
価格帯は約140万~約395万円で、まだ100万円以下の中古車は出ていないが、ヴェゼル同様にガソリン車とハイブリッド車の価格差が縮まっているのは魅力だ。
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