メーカーが世界各地のショーに出展されるコンセプトカーたち。もちろん将来の市場導入が約束されたものではないのだが、「これはぜひ出してほしい!」という傑作も混ざる。
過去のショーに出展されながら、いまだに市場に出ていない幻の日産スポーツを紹介する。日産が真に日本市場での存在感増強を目指すのであれば、今からでも遅くはない(もちろん生産終了してしまったあのモデルたちの復活も切に願いたいが)ここで紹介しているモデルの順次発売を検討してほしい。日産ファンは待っている!
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※本稿は2020年10月のものです
文/ベストカー編集部、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年11月26日号
■シルビアロータリー(東京モーターショー・1972年)
2代目シルビアへの搭載を予定していたがオイルショックで凍結。ショーには2代目サニーにロータリーエンジンを搭載したモデルが出展された。
■AD-1(1975年東京モーターショー)
コンパクトなミドシップクーペ。市販されれば日本初の量産ミドシップだった。空力に優れ、Cd値は0.26を達成していた。
■トレイルランナー(東京モーターショー・1997年)
185ps発生の1.8Lエンジンを搭載するクロスオーバーコンセプト。最低地上高=200mmで砂漠を200km/hで走行可能だったとか。
■インフィニティ エマージ(ジュネーブショー・2012年)
1.2Lエンジンで発電し、合計出力408psを発生する2個のモーターを駆動する。シルビア後継とも言われていた。スタイル抜群。
■MID4 II(東京モーターショー・1987年)
3LのV6エンジンをミドに横置きして、1985年のフランクフルトショーに出展されたモデルの進化版。エンジンは縦置きに変更されたうえターボ化。330ps/39.0kgmの出力を発生していた。コンセプトカーだがミニカーなども発売される人気を誇った。
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