今後のマツダを占う上で非常に重要な直6 FR戦略。これまでこの戦略を語る上で欠かせなかったのがマツダ6だが、今回は新たなモデルの姿が? ほか、レクサスの超高級SUV「LF」、ホンダ シビックタイプR&スバル WRX STIの続報をお届け!
※本稿は2021年2月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年3月10日号
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■マツダ直6 FR戦略! マツダ6、CX-5に加え「CX-50」登場説も急浮上
マツダはD~Eセグメント用の「Largeアーキテクチャ」を後輪駆動とし、直列6気筒エンジンを新開発していることを明らかにしている。
直6エンジンはガソリン(SKYACTIV-X)だけではなく、第2世代へと進化するクリーンディーゼルも同時に開発されていることも併せて明らかにされている。
直6エンジンの詳細はこれ以上は明らかにされてはいないが、マツダのエンジンはモジュラー化されており、現在の直4、2Lエンジンはボア=83.5mm、ストローク=91.2mmで1シリンダーあたり499.25ccなので、6気筒だと総排気量2995.5ccとなる。
SKYACTIV-Xの過給システムには新開発される電動スーパーチャージャーが採用される可能性が高い。
この新プラットフォームを採用するニューモデルとして真っ先に挙げられるのが『マツダ6』だ。
後輪駆動プラットフォームを採用することで、伸びやかでスポーティなマツダのフラッグシッププレミアムサルーンとして生まれ変わる。2ドアクーペの存在も確認されている。
さらにFRのLargeアーキテクチャはSUVにも採用される計画だ。
ベストカースクープ班がつかんでいる情報では2023年にモデルチェンジが計画されている次期型CX-5が、このFRプラットフォームを採用し、ひとクラス上のプレミアムSUVへと進化するという情報だ。
さらに情報が混在しているのだが、次期型CX-5とは別に、ルーフラインを低く、よりスタイリッシュにした、クーペSUVモデルが開発されているとの情報も得ているのだ。
これが次期型CX-5のデザイン案のひとつだという情報がある一方、CX-5はあくまでもスタンダードなプレミアムSUVで、別モデルとしてクーペSUVが新規投入されるという情報もあり、これが『CX-50』という車名になるというのだ。
BMWのX5に対するX6のような存在で、CX-5と同時並行的に開発が進められているということで、当然直6、FR戦略の重要モデルとなる。
●次期CX-3も開発中。2022年初夏デビュー
CX-30に加えてMX-30も投入され、コンパクトクラスのSUVラインナップが強化されているマツダのモデルラインナップ。
こうなると、CX-3のポジションが難しくなってくるのだが、スクープ班がつかんでいる情報では次期型CX-3は開発が進められており、2022年5月にモデルチェンジをする計画だ。
SUVラインナップの強化を目指すマツダの商品戦略のなかで、新型CX-3のポジションは「最もコンパクト」と明確。
CX-30とのサイズ差をより明確化し、エンジンラインナップも1.5L SKYACTIV-Xを新開発して搭載することになる。
●マツダ CX-50
・全長×全幅×全高:4620×1840×1620mm
・ホイールベース:2750mm
・車両重量:1800kg
・エンジン:直6、3L電動SC+48VマイルドHV
・最高出力/最大トルク:300ps/35.0kgm
・駆動方式:FR&4WD
・予想発売時期:2023年4月
・予想価格:300万~400万円
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