スズキの新車攻勢(新型スペーシアとクロスビー)で幕を開けた2018年。三菱からエクリプスクロス、日産からセレナe-POWERが登場し、6月にはスバル新型フォレスター、トヨタから新型クラウンと新型カローラスポーツ(仮称)が発売される。
なかなか充実したラインアップだが、しかし2018年の新車は下半期も楽しみなものが多い。本稿では流通ジャーナリストの遠藤徹氏がまとめてくれた「2018年下半期新車ラインアップ」をご紹介したい。
文:遠藤徹
■ホンダN-VAN 7月末発売
当初、発表発売は6月末と報じられていたが、1ヶ月後の7月末となった。
N-BOXベースのボックス型商用車でバモス/バモスホビオ、アクティバン(こちらは3月いっぱいで生産中止)の後継モデルとなる。
助手席側センターピラーレスで嵩物の積載性がいいのがウリ。商用車ナンバーだが、個人用の遊びグルマとしての仕様も用意する。
「G/Lグレード」が業務用でハイルーフ、「ファンスタイル」は業務用にも個人用にも使えてハイルーフ、「クールスタイル」はロールーフで個人用の遊びグルマがコンセプト。
シートは助手席ライブダウン方式で前に倒すと下に沈み込み、リヤ席を倒して一体のフラットにできる。パワーユニットは660ccでNAとターボを用意。駆動方式はFFと4WD、これにCVTと6MT仕様の組み合わせとなる。もちろん安全パッケージの「ホンダセンシング」の標準装備車も設定する。
■レクサスES 9月発売
レクサスブランドのFF最上級サルーンとなるES。
トヨタブランドのカムリがベースで、2.5Lのハイブリッド専用モデル。次世代プラットフォームで低重心の安定走行を実現。全長をGS並みに延長し、ハイクオリティで足回りを強化、カムリよりも走りのポテンシャルアップを図った仕立てとする。
レクサスのラインアップの中ではLSを上回り、最も広い室内居住空間を誇る。
GSは当面継続生産する見込みだが、(ESと同じクラスとなる)2.5LハイブリッドのGS300hグレードは廃止となる可能性がある。
ESのグレード名は「ES300h」となるのでは。
安心パッケージは最新のデバイスを標準装備し、高速道路での追随機能を含めた自動運転機能も装備する。カムリよりも約100万円高い価格設定となる見込み。
■ホンダCR-V 8月末に登場、9月にHV追加
ホンダのアッパーミディアムSUVである新型CR-Vがいよいよ8月末にデビューする。
すでに4月下旬に販売店であるホンダカーズの営業担当者を招き、商品説明会を実施している。
販売店の営業担当者からの評価は高く、今年後半では最も期待が持てる新型車となりそう。
まず8月末に1.5Lターボ車を発売し、1ヶ月後の9月末に2Lハイブリッドを加える見通し。ただし発表は8月末、同時に行われる可能性もある。
1.5Lターボは190馬力でステップワゴンの同ユニットよりも40馬力アップ。
1.5Lターボは2列シート5人乗り、3列シート6人乗りでFFと4WDを設定。2Lハイブリッドは2列シート5人乗り&2WD車のみのラインアップ。
対抗馬はトヨタ・ハリアー、日産・エクストレイル、マツダ・CX-8&CX-5、スバル・フォレスター、三菱・アウトランダーなどとなる。
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