オートライトやリアバックカメラなど、次々と「あれば便利かもしれないけど……」的なおせっかいな装備が日本のクルマに義務づけられるようになってきています。
その前にドライブレコーダーや緊急脱出ハンマーも義務化するべきではないかと思いますが…。
そこで、欧州やアメリカなど世界ではどんな装備が装着義務化されているのかを含め、日本車、外国車のややおせっかいとも思える装備についてまとめてみました。
文/柳澤隆志
写真/トヨタ 日産 ホンダ スズキ メルセデスベンツ テスラ
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各国で先進安全装備の義務化が進む
技術の進歩に伴いさまざまな運転支援装備が続々と開発される中で、事故を防ぐためにそれらの装備を各国で義務化する動きが強まっている。
意外だがエアバッグは日本では装着を義務付ける法的根拠はなく、あくまでもシートベルトの働きを補助する装置という位置づけ。だが法で決まっていなくても実質的にほぼすべての新車に装備されている。
近々ではオートライト(新型車は2020年4月から、継続生産車は2021年10月から)や衝突被害軽減ブレーキ(同2021年11月、2025年12月)、バックカメラ(同2022年5月、2024年5月)など、続々と法律によって安全装置が義務付けされたりされる予定になっている。
自動車の安全基準については国際的に足並みをそろえているので欧米でも基本的に同様の規制が導入されているが、2022年5月に導入される欧州の新規制を調べていくと、その厳しさには驚かされた。
先進自動緊急ブレーキ、車線逸脱警告、居眠り・よそ見警告、緊急停止合図、バックカメラもしくはバックセンサー、事故データ記録装置の新車装着が義務化される。
さらにGPS情報と速度標識情報から速度違反を感知すると車内で警告が鳴りっぱなしになる速度警告装置、運転前に呼気を吹きかけないとエンジンが動かず飲酒を検知したら運転できなくなる装置の新車装着なども義務化される。いやはやなんとも厳しいご時勢である。
このような安全に関する装置が各国で続々と義務化される中、違う意味でややおせっかいかも、とも思えるような機能が付いたクルマが目につく。そんな「世話焼きかあさん」のようなやや「やり過ぎ感」のあるおもてなし機能がついたクルマをまとめてみました。
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