近年、新車を購入する時に薦められるのが「ボディコーティング」だ。ディーラーオプションの定番になってきているともいえるだろう。
ディーラーで「汚れがつきにくく、洗車だけできれいになるので楽ですよ」と言われると、「楽なのはいいなぁ」とは思うものの、ボディコーティングはなかなかのいいお値段。「コーティングをするべきか?」「ここはやめて、自分で磨けばいいかな?」と迷うひとも少なくないはず。
ボディコーティングを「する」「しない」で迷ったら、どんな基準で決めればいいのか? モータージャーナリストの諸星陽一氏が解説します。
文/諸星陽一
写真/dkHDvideo@AdobeStock、TOYOTA、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】あなたは「する」派? それとも「しない」派? ボディコーティングについて考える
■きれいなボディを手間をかけずに維持したい人にはやはりコーティングはいい
新車を購入する時、オプションのひとつとして薦められることが多くなってきているのが「ボディコーティング」です。ボディコーティングはその名のとおり、ボディにコーティングを施して、ワックスがけの手間などを減らしつつ、ボディのツヤを維持するためのものです。
クルマを走らせる前にコーティングを施せば、新車状態を保ちやすくなるため新車時にコーティングを施す人も増えてきます。
ディーラーではコーティング施工を行っていなかった時代は、新車が納車されるとすぐにコーティング業者に持っていったり、コーティング業者に納車してもらったりしたものですが、今はディーラーでもコーティング作業を行っているので、より新車に近い状態でコーティングができるということで人気もあります。
しかし、ディーラーによってはコーティング施工を外部業者に委託していることもあり、納車後に行っても、ディーラーで行っても、タイミング的にはさほど変わらないこともあります。
さて、果たして新車時のコーティングは行ったほうがいいのでしょうか? それともやらなくてもいいのでしょうか? 答えはクルマに対してどう接するか? によって違います。
少しでもキレイな状態を手間を掛けずに維持したいなら、コーティングをしたほうがいいでしょうし、多少汚れてもときどき洗えばいい……ならばコーティングは不要です。
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