毎月200店以上の新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。
今回まずは発売待ち遠しいトヨタ 新型アクア&ランドクルーザーの話題から! アクアに搭載される? 新開発バッテリーについて詳報! ランクルは早くも納期の話題???
ほか、ヴェセル絶好調! ノート・ジムニー納期、エクリプスクロスの生産が半分に? …などなど、秋までに登場する新型車と人気車の販売動向を追う!
※本稿は2021年5月のものです
文/遠藤 徹 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年6月10日号
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■トヨタ 次期型アクアは新開発バッテリー搭載!
トヨタは7月上旬にも一新する次期型アクアに燃費を大幅に向上させる新開発のハイブリッド(以下HV)バッテリーを搭載します。
同ユニットは現在、ヤリスに搭載しているHV用バッテリーと異なる新開発のリチウムイオンによる高性能大容量のコンパクトユニットとなります。
ヤリスに積んでいるHVバッテリーはEV走行可能速度を20km/hまでとしていますが、次期型アクア用のHVバッテリーはその2倍にあたる40km/hまでEV走行が可能となります。
現行ヤリス用は実走行レベルで23km/L程度の燃費ですが、次期型用は30km/Lと大幅に向上させます。
従来モデルはニッケル水素方式で2WDのみでしたが、次期型はリチウムイオン方式で2WD車のほか4WD車も設定します。
次期型のボディサイズは全長、全幅は従来モデルとほぼ同じですが、全高を若干引き上げることで、室内の居住空間、とりわけ後席のヘッドクリアランス&ニールームを大幅に拡大します。
現行モデルは5月上旬まで最終オーダーを受け付け、それ以降は生産を停止し、次期型は6月上旬に先行予約の受付を開始する見込みです。
こうした大幅燃費の向上を売りに月販1万台超えを回復させる構えです。車両本体価格は燃費向上やクォリティの引き上げ、安全対策強化などによるコストアップ分で10万円程度の値上げになる見込みです。
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