■トヨタ 次期型ランドクルーザーの納期は来年にずれ込むかも??
8月上旬に発売予定の次期型ランドクルーザー300の納期が早くも来年にずれ込みそうな見通しとなっています。日本向けの生産枠が限定され、販売台数も絞らざるを得なくなっているためと思われます。
国内よりも北米、ヨーロッパ、中東など海外からのニーズが高く、国内に振り向ける余力が限られるといった事情があるのです。
ただ注目度の高いモデルだけに、トヨタ全系列店扱いですので、当面は多数のバックオーダーを抱えるようになるのは必至の情勢です。
■ホンダ 新型ヴェゼルが絶好調の滑り出し!
ホンダが4月22日に発表、23日から発売を開始した新型ヴェゼルが絶好調の滑り出しを見せています。
4月下旬現在の納期はモノトーンのハイブリッドは7月、ガソリンは6月、2トーン専用のハイブリッドモデルの「プレイ」だと来年にずれ込む事態となっています。ハイブリッドが受注の約80%でガソリンNAを大きく引き離しています。
ボディカラーのモノトーンではプレミアサンライトホワイトパールはじめプラチナホワイトパール、メテオロイドグレーメタリック、クリスタルブラックパールの人気が高く、これらだけで受注台数の大部分を占める状況です。
5月以降は月販5000台以上の売れ行きで推移する見通しで、これによってヤリスクロスを筆頭にヴェゼル、キックス、スバルXV、マツダCX-3など同クラスコンパクトSUV分野でのシェア争いは今後一段と活発化することになりそうです。
ヴェゼルには派生モデルの新型コンパクトSUVが設定されるとの情報が流れていますが、販売店筋にはまだこうした動きはまったく伝えられていない状況です。
■トヨタ ハリアーの受注ピッチにわずかな陰り?
昨年6月17日にフルモデルチェンジしたハリアーの受注ピッチにわずかな陰りが感じられつつあります。
この春先まで引っ張りだこの人気の高さで半年以上の納車待ちが続いていましたが、4月下旬現在ではガソリンが8月上旬、ハイブリッドが10月初めといずれも半年以内に短縮しています。
6月に入ると1年が経過し、さらに早まる可能性があります。
値引き幅もナビ、ETC、ドライブレコーダー、コーティング付きで春先まで20万円以内に抑えていたのが30万円台に乗るケースが目立っています。人気が高い反面、地場資本店の多いトヨタ系列店同士の競争が激化しているためだと考えられます。
■日産 ノートの納期は2WD車が6月末、4WDは10月
日産が昨年11月24日に発表、12月24日に発表した新型ノートは4月下旬現在で2WD車が6月末、4WD車は10月頃の納期となっています。半導体部品の供給遅れで通常よりも納期が先送りになっていることが要因です。
4WD車のほうが半導体部品の使用点数が多いために影響が出る確率が高くなっているようです。
■三菱、4月27日以降のエクリプスクロスの生産を半分に
三菱自動車は4月27日以降の生産分からエクリプスクロスの生産を半分に減産しています。コロナ禍や半導体部品の供給遅れが理由と見られ、これによって納期が大幅に先送りされることになります。
同シリーズは3月までに月販平均1000台規模を登録し、80%がPHEV車で占められています。半導体部品の使用割合が多いために供給不足の影響が顕著なのです。
しかしながら、5月いっぱいで供給量は100%回復させる方向にあり、三菱自動車の減産対応は早めに解消される可能性もあります。
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