2021年7月13日、北米トヨタは、フルサイズピックアップトラック「タンドラ」の新型のティザー画像を世界初公開した。
タンドラは、北米トヨタが販売する、全長が6m近いフルサイズピックアップトラックで、初代モデルは2000年に登場、現行モデルは2007年に登場した2代目だ。この発表をうけ、「ピックアップトラックの聖地」北米では、およそ15年ぶりとなるフルモデルチェンジに対する期待が高まっている。
日本では正規販売はされていないものの、人気の高いタンドラ。今回は、世界的なピックアップトラック人気にも触れながら、タンドラの魅力を解説していこう。
文:エムスリープロダクション、立花義人
写真:TOYOTA
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整備された道路が少ない東南アジアや南米では必須
日本国内では、正規販売されているピックアップトラックは、トヨタのハイラックスのみ、とかなり希少な状況だが、世界的にみると、ピックアップトラックは、身近で人気のカテゴリーだ。
たとえば、東南アジアや南米、アフリカ、中東などでは小型から中型ピックアップの人気が高い。日本のメーカーのほか、フォード、GM、ステランティス、ルノー、フォルクスワーゲンといった欧米メーカー、そしてインドや中国のメーカーもピックアップをラインアップさせている。
これらの地域では日本のように整備された道路が少ないため、クルマに高いオフロード性能や大きな積載容量が求められる。ピックアップトラックは、まさにこの条件にかなうモデルであり、生活において欠かすことのできない存在なのだ。
近年は、スタイリッシュなデザインや快適な装備、セダンのような乗り心地を追求したモデルが増えていることから、仕事や生活に必要な移動、という用途だけでなく、趣味や遊びなどさまざまなシーンに適した乗用車としても選ばれるようになってきている。
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