ドラレコもサブスクの時代!? 使い方に合わせて選べる新世代の通信型ドラレコ!!

ドラレコもサブスクの時代!?  使い方に合わせて選べる新世代の通信型ドラレコ!!

 カーライフにおける“必需品”として定着した感のある「ドライブレコーダー(以下ドラレコ)」。実際今年の4~6月期はコンシューマ向けの出荷で1000万の大台を達成している。

 一方で画素数の拡大、前後2カメラ、セキュリティ機能、さらに360度録画可能など、新機軸を打ち出しながら消費者は次の進化を期待している部分もある。

 そこで徐々にではあるが、ユーザーを増やしてきている「通信型ドラレコ」にスポットを当ててみた。

 定額料金を払うことで本体の購入が不要なサブスクモデルやスマホとの連携に優れたドコモの最新サービスをご紹介しよう!

文/高山正寛、写真/Pioneer、docomo

【画像ギャラリー】進化を続けて多機能化していくドライブレコーダー……最近増えてきている『通信型ドラレコ』とは


■通信型ドラレコって何だ?

パイオニア ドライブレコーダー+(プラス)の通信機能。トラブルに直面し、ドライバーに冷静な判断が難しいという心理的な問題が発生した時には外部と「つながる」ことが重要になってくる
パイオニア ドライブレコーダー+(プラス)の通信機能。トラブルに直面し、ドライバーに冷静な判断が難しいという心理的な問題が発生した時には外部と「つながる」ことが重要になってくる

 これまでのドラレコはクルマに取り付け、エンジン等を始動すれば、自動で録画を開始し、万が一の事故の際にもその状況を記録するというのが基本的な使われ方だ。

 またドラレコが売れたきっかけのひとつに「あおり運転」があるが、リア側にもカメラを設置することで実際に煽られた際の記録だけでなく、抑止効果もある。

 ただ、どんなに機能が増えても基本は車両単体で使う「スタンドアロン型」であることには変わりは無い。

 では何が重要なポイントかというと、実際事故が起きたり、煽られた際など、ドライバーは冷静な判断が難しいという心理的側面の問題が発生する。

 ましてや事故に遭った際、ケガや最悪の場合、ドライバー本人が意識を失ってしまったらどうだろうか? 誰が警察や消防・消防救急に連絡してくれるのか?

 つまり重大事故に限らず、外部と「つながる」ことが重要であり、スタンドアロン型ドラレコの限界を超える利便性と安全・安心を提供するのが「通信型ドラレコ」最大の特徴なのである。

■通信で何が変わるのか?

ドコモ ドライバーズサポート&ドライバースサポートプランでは事前登録した家族などへの連絡にも対応できる
ドコモ ドライバーズサポート&ドライバースサポートプランでは事前登録した家族などへの連絡にも対応できる

 その名の通り、このドラレコは本体に携帯電話と同様の通信モジュールとSIMカード、またはeSIMと呼ばれる組み込み型のいずれかを使い、前述した緊急時に外部と繋げることができる。

 これまで事故などが起きた際に話題になるのが2000年からサービスを行っている緊急通報サービス「ヘルプネット」だが、基本このサービスを活用するには対応するインフォテインメントシステム(カーナビ他)が必要となる。

 つまりその機能を持たないクルマは極端な話、事故が起きたら携帯電話を使って警察などに連絡しなければならない。

 しかし前述したように実際の事故はそんなに甘くなく、まずスピーディに連絡することは難しい。

 そこで通信ドラレコの出番である。メーカーによってサービスの種類は微妙に異なるが、基本事故が起きた際(一定の衝撃等が加わった場合など)自動でヘルプネットや警察などへの通報等を行ってくれる。またあおり運転に遭遇した際など手動での連絡も可能だ。

 通信を使うことは何も警察や消防・救急等に連絡するだけではない。事前登録した家族や友人などへの連絡にも対応できる。

次ページは : ■意外と見落とす、あの問題にも対応

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