ドラレコもサブスクの時代!? 使い方に合わせて選べる新世代の通信型ドラレコ!!


■良いことばかりではない

通信型ドラレコの場合、月額費用等のランニングコストが発生するのがデメリットといえばデメリットだ

 これまでのスタンドアロン型以上の安全・安心を付帯してくれる通信型ドラレコだが、まだスタートして間もないこともあり、デメリットもそれなりにあることは理解しておきたい。

 まず最初に通信費がかかるという点である。「買って終了」のスタンドアロン型の場合はせいぜい前述したmicroSDカードの交換くらいで故障しなければその後のランニングコストはゼロである。

 しかし通信型ドラレコの場合は本体込みのサブスクリプション型と、本体は先に購入して通信費のみ払うタイプがあり、いずれも月額費用等が発生する。

 初期導入費用をとにかく抑えたいのであればサブスク型が良いし、長く使うことを前提とするなら先に本体を買い通信費のみを払うタイプがオススメだ。

 またこれもモデルにもよるが、携帯電話のような、いわゆる「2年縛り」や「最低利用期間」も設定されている。

 こういった縛りの類いはユーザーメリットを考えるとあまり気分のいいものではないが、これにより低額で使えるというプランを実現していることからも現状は我慢するしかない。

 さらにサービスに応じて通信量の上限のあるものや、使い放題など実は結構細かい違いもある。この辺も自分のクルマの使い方で選ぶと良いだろう。

■買うならばやはりアレにしておきたい

パイオニア ドライブレコーダー+(プラス)には2カメラセットも用意されている

 以下に紹介する通信型ドラレコはフロントのみのタイプとリアにも設定する2カメラタイプ、それぞれが設定されている。

 当然のことながら2カメラタイプのほうが価格は高くなるし、サブスクリプションの場合も同様に月額料金もアップする。

 しかし、現在のトレンドでもある前後2カメラ方式は冒頭にも述べたようにあおり運転だけでなく、後方からの追突事故の際にも有効な証拠になる可能性も高い。オススメはやはり2カメラタイプであることは間違いないだろう。

 他にも損害保険会社が通信型ドラレコを活用した保険プランを積極的に展開しているが、保険の切り替え時期が近づいており、さらにドラレコも欲しいのであればこちらもチェックしてみると良いだろう。

■将来も期待できるテレマティクス技術

 通信型ドラレコはサーバー(クラウド)に走行データ等も蓄積していくことで、ビッグデータを構築、これを活用することで、ユーザーに対して安全運転の啓蒙やADAS(先進運転支援システム)としても機能する点も大きなメリットと言える。

 さらに言えばヘルプネットなどに対応していないクルマ、例えば中古車を購入する際に取り付けることで安全性を大きく向上できる点も魅力のひとつだ。

 ソフトウエアの領域は日々進化することで、ユーザーが受けられるサービスの質や種類も今後は増えていくことは間違いないし、スマホとの連携なども含め、今後ますます需要は増えていくはずだ。

●AIを活用して事故リスクを警告

パイオニア ドライブレコーダー+(プラス)

「ドライブレコーダー+(プラス)」
パイオニア
2178円(1カメラタイプ:月額)
2728円(2カメラタイプ:月額)

 カロッツェリアブランドではなく、パイオニアブランドで発売された初の通信型ドラレコ。とはいえ、すでに法人向けにはクラウド型運行管理システムとして高い実績を誇っているサービスのコンシューマ向けと言えるものだ。

 初回事務手数料は2200円かかるが、サブスク型なので初期投資を抑えることができるので導入の敷居が低いのが特徴だ。さらにこれらのデータ通信料は使い放題である。

 事故や自然災害の場合は自動、またあおり運転や車両故障の場合は手動とコールセンター(ヘルプネット)へ接続、必要に応じて警察や救急、さらにJAFへも要請、さらにコールセンター以外にもLINEやメールを使い、事前登録した連絡先への自動送信にも対応する。

 そしてカーナビやクラウド活用の領域で多くのノウハウを持つパイオニアの強みを生かしたのが「インテリジェント・パイロット」と呼ばれる機能にも注目だ。

 これまで蓄積してきた全国約60万箇所の事故リスク地点を算出し、天候や時間帯、さらにドライバーの運転傾向なども考慮し、ドラレコ側から注意喚起を行ってくれる。

●携帯キャリアらしくスマホとの連携がスゴイ

NTTドコモ ドコモ ドライバーズサポート&ドライバースサポートプラン

「ドコモ ドライバーズサポート&ドライバースサポートプラン」
NTTドコモ
440円(定期契約有り(2年):月額)+330円
880円(定期契約無し:月額)+330円

 NTTドコモが2020年11月から開始したサービスで、こちらは対応する通信型ドラレコ「ドコモドライブレコーダー DDR01」を購入し、ネットまたは店舗で契約を行う。

 「DDR01」はドコモショップの他、ECサイトでも購入が可能で、実勢価格は1万9000円前後、これにリアカメラが1万1000円前後となる。

 車両に対し、万が一事故などの強い衝撃を検知した際、前後20秒の映像をメモリーカードだけでなくクラウドに保存できることはもちろん、専用アプリ「ドコモ ドライバーズサポート」をスマホにインストールすることで最大10名までを招待することが可能だ。

 これにより事故や手動による緊急通知等も同時に招待したアプリ利用者にも通知することで位置情報や映像を確認することもできる。

 特に自分の親など高齢者の運転が気になる時にも有効で、急アクセルや急ブレーキなどを検知すると発生した位置情報や日時も記録、これをサービス利用者が共有できる。

 通信量に関しては毎月500MBが上限でそれを超えると低速になってしまうが、それぞれの通信データ量はそれほど多くは無いので心配しなくていいだろう。

 また「DDR01」には最大24時間の駐車管理録画機能を搭載しているので、万が一車上荒らしにあった際にもスマホに連絡が入る。この場合でも検知後10秒間の映像を保存することでスマホで確認できるので、被害に応じてすぐに警察に連絡すればいい。

 この他にも自車位置周辺のオービスや事故多発地点も音声と画面上でのイラストで通知してくれるなどの機能も搭載する。

※紹介したすべてのサービス価格は税込です。

【画像ギャラリー】進化を続けて多機能化していくドライブレコーダー……最近増えてきている『通信型ドラレコ』とは

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