令和4年(2022年)5月22日、アメリカのバイデン大統領がクアッド首脳会合参加のため来日した。エアフォースワン、マリーンワン、そして大統領専用車のビーストなどの魅力的な乗り物がバイデン大統領や随行スタッフの移動をサポートした。今回は来日中の様子をタイムラインを追ってレポートしよう。
文・写真/有村拓真
【画像ギャラリー】東京は厳戒態勢! エアフォースワン、大統領専用車ビーストもやってきた!! バイデン大統領訪日のタイムライン追っかけ取材(9枚)画像ギャラリー航空ファンがザワつく!! 来場者でにぎわう日米友好祭開催中、横田基地にまさかのエアフォースワンが飛来!!
5月22日日曜日、東京福生市のアメリカ空軍横田基地より来日したバイデン大統領。折しも横田基地は日米友好祭の真っ只中であり、大変多くの来場者でにぎわっていたが、そんななか、バイデン大統領が搭乗するエアフォースワン(VC-25)が飛来した。
航空ファンの間ではバイデン大統領の来日が確定したころから、横田基地か羽田空港のどちらに着陸するだろうという議論がウェブ上で散見され始めた。しかし、日米友好祭の最中には横田基地に降ろさないだろうという見方が大半を占めていたが、いよいよ大統領の来日が近づくと、報道により横田基地に飛来すると情報に接する機会が増え、エアフォースワンを目当てに基地へ入場された方が非常に多かったという。しかも3年ぶりの友好祭開催ということも手伝って、基地周辺の道路は長蛇の列が目立ち、いつも以上の混雑となっていた。
友好祭には来場者が立ち入ることのできる航空機の展示エリアが設けられていたが、元々17時でエリアの開放を終了するという告知だった。一方、エアフォースワンの飛来は17時頃の予定。そこで、エアフォースワン飛来にあわせたのか、展示エリアの公開時間が18時まで延長されるという粋な計らいがあり、来場者らはヤキモキすることなく飛来したエアフォースワンを撮影できたようだ。
大統領専用ヘリコプター、マリーンワンで横田基地から30分で都心へ移動
エアフォースワンから降機したバイデン大統領は林外務大臣や駐日アメリカ大使、横田基地司令官らの出迎えを受けた後、マリーンワン(VH-3D)に乗り換えて都内へ。マリーンワンはダミー兼予備を含めて常に2機で運用されている。
また、大統領の随行スタッフは在韓米軍のCH-47Fを3機使用しており、大統領来日をサポートした。
横田基地から都内にヘリが着陸する赤坂のヘリポートまでは30分弱のフライトということだ。ちなみにこのVH-3Dはアメリカ空軍の輸送機に積載されて横田基地へ運ばれたものであり、大統領が外国を訪問し、現地でヘリ移動が必要なスケジュールなどの場合、リムジンなどと同様に世界中どこへでも運ばれているのである。
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