軽キャンパーの需要に加え、スタイリッシュなホンダN-VANのヒットにより、軽商用車が人気だ。2年ごとに車検があるのが欠点だが、税金が安いといったメリットもあり、また荷物のたくさん詰めるので、自家用車として購入することも増えている。
マイカーともなれば愛着がわき、ちょっとドレスアップとかもしたくなってくるところだが、タイヤやホイールの交換には注意が必要なのだ。
今回は軽自動車と軽商用車のタイヤ・ホイールの違いをお教えしよう。
文/藤田竜太、写真/ベストカー編集部
■高まる「軽バン」人気
広い荷室と使い勝手の良さで、ビジネスユースはもちろんレジャーユースとしも、軽ワンボックスタイプの商用車、いわゆる軽バンの人気が高まっている。
王道のダイハツ・ハイゼットカーゴ(OEMでスバル・サンバー)や、スズキ・エブリイ(OEMで日産NV100クリッパー、マツダ・スクラムバン、三菱ミニキャブバン)をはじめ、乗用車のN-BOXがベースのホンダN-VANがヒットしたことで、近年軽バンのユーザー層がかなり広がってきたのはたしかだ。
ただこうした軽バンをドレスアップしたり、カスタムするときには、タイヤとホイール選びに注意して欲しい。
例えば、N-VANの標準装着タイヤは、145/80R12 80/78N LT。これに対しベースのN-BOXのタイヤは155/65R14 75Sとなっている。
これを見て、N-VANユーザーも「14インチが履けるなら、インチアップしたい」と思うかもしれないが、そのまま流用するのはNG! というのも、商業車と乗用車ではタイヤのロードインデックスが違うからだ。
ロードインデックスとはタイヤ1本で支えられる最大負荷能力を示した指数のこと。N-VANをはじめ軽バンの標準タイヤには、145/80R12 80/78N LTと最後に「LT」という記号がついていることが多い。
この「LT」は「ライトトラック」の略で、小型トラック用タイヤであることを表している。
荷物をたくさん載せられる商用車は、タイヤにも高い耐荷重が求められているので、この「LTタイヤ」を装着するのが前提だ。そのN-VANのタイヤはロードインデックスが「80」なので、負荷能力は450kg/本もある。
それに対し乗用車のN-BOXのタイヤはロードインデックスが「75」。負荷能力は387kg/本しかない。
軽バンにロードインデックスが足りないタイヤを装着するのは、保安基準違反になるので車検も通らなくなるほか、何より危険。
とくにキャンピングカーとして架装した軽バンは、車重が重くなるので、ロードインデックスが小さいタイヤを履くとバーストするリスクが高まり、実際そうした事例はいくつも報告されているので要注意。
コメント
コメントの使い方問題があることは分かっっていてこの記事に辿り着いたが、
結局どのタイヤがいいのか?
どうやって計算するのか?
全く分からないw
>ロードインデックスが「75」。負荷能力は387kg/本
2本で774kgあることになる。仮に積載350kgがまるまる後軸にかかってもまだ324kgあるわけで、あとは車検証の後軸が何kg見れば良いかだよね。現実問題積載が全て後軸にかかるわけではないし、ロードインデックス75あれば相当車検はクリアしそうだけど。
もうちょっと勉強してから出直してこい。
見てる方が恥ずかしいわ。