まもなく登場予定の新型トヨタ シエンタ。今や貴重な5ナンバーミニバンなだけに注目度はハンパないが、ご存じのとおり現在どんな車種でも納車まで長期間待たされるのが令和の新車販売の常。
車検や今の愛車が壊れ、今すぐ欲しい!! って人にはたまったもんじゃない。もちろんメーカーとて最善の努力をしているところなのだが、消費者としてはいっそのこと現行モデルの中古モデルも気になってくる。
新型が待てないあなたにおすすめの、現行シエンタのおすすめグレードと年式を徹底分析!!
文/小鮒康一、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
■発表前にも関わらず、すでに長納期となっている!? 新型シエンタ
間もなく正式発表となるトヨタ 新型シエンタ。詳細は公式発表されていないものの、すでに7月末ごろから販売店では予約注文がスタートしており、すでに長納期となりつつあるという。
特に一部の仕様やオプションを装着すると2023年4月以降の“生産”となるということで、場合によっては1年以上の待ちが必要となるようなのだ。
趣味性の高いクルマならばいざ知らず、ファミリーカーであるシエンタは家族構成の変化によってスライドドアが必要となった人や、現在所有しているファミリーカーが故障や事故で使えなくなってしまって代替えを検討する人など、必要に迫られて購入を検討している層も多く、納期が年単位になってしまうというのは厳しいところ。
そこで狙ってみたいのが、現行型つまり2代目モデルの中古車である。中古車はすでにそこに車両が存在しているため、早ければ数週間で納車することも夢ではなく(もちろん車検整備などがあれば時間はもう少しかかるが)、今すぐクルマが必要という人にとってはもってこいの選択肢となるのである。
■現行シエンタの中古価格は高止まり傾向!? デビュー直後の個体なら100万円以下もザラ
2代目シエンタは2015年7月に登場し、今年で7年目を迎えるロングセラーモデル。それだけに年式によって価格帯は大きく変わってくる。
しかし高年式かつ低走行で修復歴なしのハイブリッドモデルでは250万円前後のプライスタグが掲げられたものも多く、ガソリンモデルでも同様の条件だと220万円前後という価格帯となっているため、中古車としての旨味はそこまでないというのが正直なところ。
逆に安い車両となると、デビュー直後の2015年近辺の初期型が中心となり、走行距離が伸びたものや修復歴がある車両が中心となる。
価格帯は80万円前後からとリーズナブルな価格ではあるものの、あまりくたびれた車両をファミリーカーとするのも忍びないし、先進安全装備も旧世代のものとなるのがネックとも言える。
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