■狙い目は2018年以降! クロエのガソリンがコスパ最強化!?
そこでオススメしたいのが、2018年9月に実施されたマイナーチェンジ以降のモデルである。このマイナーチェンジでは内外装の意匠が変更されただけでなく、2列シート5人乗りとなる「FUNBASE」系グレードが追加された(これは新型でも継承されている)。
また、先進安全装備の「Toyota Safety Sense」において、衝突被害軽減ブレーキの検知に昼間の歩行者も対象となった。
そのほか、パノラミックビューモニター、パワースライドドア予約ロック機能、アクセルとブレーキの踏み間違え時に自動でブレーキをかけるインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ付)などが設定されている。
安心感が大きくアップしている点も、ファミリーカーとして供するには嬉しいところだろう。
そんな後期型の中でもオススメしたいグレードは、やはり前述した新装備を標準装備とした(パノラミックビューモニターを除く)最上級グレードの「クエロ」系となる。
新車価格は220万円ほどだったクエロのガソリンモデルでも、中古車となると総額で180万円ほどの予算があれば走行距離3万km未満のトヨタディーラー系中古車店で販売されている認定中古車を十分狙うことができるのだ。
そして新車時では後から別途購入して取り付けしなければならないナビゲーションも装着済の車両がほとんどであるため、より一層買い得感が高いと言えるのである。
ちなみにハイブリッドモデルのクエロとなると、やはり価格は上昇して総額200万円~という価格帯となっている。
モーターアシストによる余裕の走りや低燃費は魅力的だが、子どもが大きくなるまでの繋ぎとして乗るのであれば、価格が安いガソリンモデルを購入して差額を別の使い道に回すというのも選択肢のひとつだ。
■新型シエンタは4WDなし!? 雪国ユーザーは現行のハイブリッド一択か
なお、新型のシエンタはガソリンモデルはFFのみで、4WDはハイブリッドモデルにのみ設定となっているようなので、降雪地帯のユーザーは駆動力に勝る現行型のガソリン4WDモデルを狙って購入するのもいいかもしれない。
ただし現行型シエンタの4WDモデルは希少となっておりタマ数が少ないほか、価格帯もベーシックなXグレードでも総額180万円~とややお高めなのが玉にキズ。とはいえ新型ではガソリン4WDの設定がないので、購入するなら今のうちということになる。
いずれにしても新車の納期はどんどん遅くなり、それに伴って中古車の価格はどんどん上がっているようなので、どちらを買うにしても早めの決断が必要というのが現状。悩めば悩むほど買いにくくなってしまうというのが悲しい現実なのだ。
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