2019年、日本に上陸するドイツ車のニューモデルは大豊作だ。BMW3シリーズ、1シリーズ、ベンツBクラス、VWゴルフと、ちょっと無理をすれば手の届きそうなモデルばかりだ。
ということはそれらの現行モデルは、モデル末期車となる。通常、モデル末期車といえば、日本車なら見向きもされないことも多く、買い叩かれるイメージがあるが、ドイツ車のモデル末期車は実はそうではないらしい。
一部改良やマイナーチェンジなど度重なるアップデートにより、熟成が重ねられ、ほぼネガティブな部分が解消されているからだ。
しかも、モデル末期だけに値引き額も大きい。昔から「ドイツ車通は、モデル末期車を狙う」とさえ、言われているのだ。
そこで、今モデル末期のドイツ車のなかから、お買い得だとオススメできる5車種を選んでみた。今こそ、憧れのドイツ車を買う大チャンス到来です!
文/伊達軍曹
写真/ベストカー編集部
クルマ好きたるもの、どうしたって「新型登場」のニュースには心躍される。特に昨今はハイテク系デバイスの技術革新が日進月歩であるため、現行型末期の先進安全装備などは、噂で聞く次期型のそれと比べるとショボく感じられてしまう。
だが、「それでもあえてモデル末期となった現行型を買う!」という選択があってもいいはずだ。
なぜならば、特にドイツ車の場合、モデル末期のそれは各部の改良や熟成が異様なまでに進んでおり、そしてぶっちゃけ「値引き額」も大きいため、総合的に考えると実はかなりお買い得だったりするからだ。
ということで今、あえて選ぶべき「ドイツ車のモデル末期車5選」を挙げてみたい。
■オススメ車/現行BMW3シリーズ
●新型3シリーズは2019年初夏に日本導入予定
G20と呼ばれる次期型BMW 3シリーズは2018年10月のパリモーターショーで正式発表され、欧州では2019年3月に発売予定となっている。
2018年12月、すでに日本国内で、日本向け新型3シリーズの事前説明会を実施済み。発表は2019年初夏までに発売される予定。
新型3シリーズは近・中・長距離のそれぞれを分担してカバーする「3眼カメラ」を標準装備。レーンキーピング性能と周辺危険予測の範囲と精度は大幅に向上しているという。
またコックピットにはフルデジタルディスプレイ「BMWライブ・コックピット」が標準装備となり、ナビゲーションマップも表示できるようになる。まずは4気筒ガソリンの「320i」から販売されるとのことだ。
●現行モデルの320d Mスポーツ
それはそれで素晴らしいニュースだが、モデル末期となったF30こと現行型だって決して大負けはしていない。
2014年8月にはアクティブクルーズコントロールが標準装備となり、2018年8月にはLEDヘッドライト&フォグランプやリアコンビランプなどのデザインを変更。
2016年5月には320dのエンジンを改良し、出力とトルクを上げながら燃費を向上させるなど、さまざまな改良と熟成が続けられてきたのだ。
そして何より、モデル末期のF30は値引きが強烈である。もちろん地域、販売店によって一概には言えないが100万円級の値引きは日常茶飯事で、瞬間最大風速的に超大幅値引きが出ることすらある。登録済み未使用車も多く、300万円台中盤から購入できるのもポイント。
例えば318i Mスポーツが340万円、320d Mスポーツや320iラグジュアリーは420万〜440万円前後と、モノによっては150万〜200万円安くなっているのだ。
次期型はもちろん素晴らしいはず。だが、現行末期を買う生活だって、素晴らしいと思うのだが、いかがだろうか?
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