■オススメ車/BMW1シリーズ
●現行モデルのBMW120d Mスポーツ
次期型BMW1シリーズの詳細はまだ発表されていないが、各メディアではおおむね以下のように予想されている。
●正式発表は2019年3月、日本発売は2019年9月?
●駆動方式はこれまでのFRからFFに。
●キドニーグリルが大型化し、ヘッドランプはより吊り目に。
●インパネ上のナビゲーションモニターも大型化。
●プラグインハイブリッドも追加?
すべては予想の段階であるため、詳細についてはなんとも言えない。だが次期型1シリーズが「より素晴らしい諸性能を持ったCセグハッチバック」になることだけは間違いないだろう。
だが現行末期の1シリーズが素晴らしくないかといえば、もちろんそんなことはない。
やや微妙だった(?)当初の顔つきは2015年5月にグッとイケメンに修正され、2016年5月にはクリーンディーゼルエンジンを追加。同年11月には120iのエンジンも刷新した。さらに2017年8月には内装各部がかなり上質なものとなり、タッチ操作に対応したコントロールディスプレイも採用された。
やはり現行モデル最大の魅力はFRであることだ。コンパクトハッチ唯一のFRはこのクルマしか存在しないのである。次期1シリーズはFFになることが決定しているので、走りにこだわる人ならFRの現行1シリーズがオススメだ。
それでいて、このタイミングであれば末期1シリーズの値引き額は80万円前後に達するケースも多い。つまり本来は317万円とやや値が張る118iも240万円ぐらいでイケてしまうということだ。
結局のところは小型実用ハッチバックである1シリーズだけに、もしも「200万円台」という現実的な予算で買えるなら、それに越したことはないはずだと個人的には確信している。
●現行モデルのM140i EDITION SHADOW
■オススメ車/メルセデスベンツCクラス
●現行モデルのベンツC200アバンギャルド
メルセデスベンツCクラスも「2020年にはフルモデルチェンジか?」と言われているため、現在はいちおうモデル末期ということになる。ただしCクラスの現行末期モデルは、先に挙げた2モデルと比べてお買い得度はやや微妙だ。
というのも、現行Cクラスは2018年7月30日にビッグマイナーチェンジが行われたばかりなため、まださすがに大幅値引きが出る状況には至ってないからだ。具体的にはオプション装備込みでせいぜい20万〜30万円あたりというのが、現行後期Cクラスの直近における値引き幅である。
であるならば、わざわざモデル末期となった現行Cクラスは買わず、2020年に行われる(はずの)フルモデルチェンジを待つべきなのかもしれない。なにせ次期型Cクラス(W206)は、またまた「かなり良くなる」ことだけはほぼ確実だからだ。
とはいえ、実はかなりお買い得な選択肢がひとつある。それは「前期型Cクラスの在庫車または登録済み未使用車を狙う」ということだ。
たとえば前期型の超末期に登場した特別仕様車「C180 ローレウスエディション」の新車時価格は498万円で、そこにレーダーセーフティパッケージを付け加えた合計額は517万9000円だった。だがそれの在庫車や登録済み未使用車は今、そこから約100万円安の410万円ほどで販売されている。
C180 ローレウスエディションは前期型ゆえ、厳密に言うなら後期型と比べて総合性能はやや劣る。だが日本の公道を普通に走る分には「誤差の範囲」とも言えるはず。かなりお買い得で、なおかつ「わかってる」感じのシブい選択だ。
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