今年8月までに累計7万8582台を販売しトップを走るルーミー以下、販売ランキングベストの常連のヤリス (5万5090台)、ノート(4万5224台)アクア(4万3767台)、フリード(4万2588台)…。これらは全部5ナンバー車。小さなボディにがんばって創意工夫を詰め込んだ5ナンバー車18車種について、個別にその魅力に迫る!
※本稿は2022年10月のものです。諸元内の「M」はモーターを示します。「ガンバリ度」は5点満点で採点。装備の表記中、ADAS(エーダスと読む)とはACC、ブラインドスポットモニター、衝突被害軽減ブレーキなどの先進運転支援システムのことで、ここでは標準またはオプション設定しているかどうかで判定
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文/斎藤 聡、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年11月10日号
■意のままに操れる走りの世界基準コンパクト「トヨタ ヤリス」
プラットフォームを一新して世界レベルの走りの性能を手に入れました。骨格がしっかりしているので、サスペンションの動きがスムーズで、しなやかで懐の深い操縦性を手に入れました。
ハンドル操作に対してクルマの動きにあいまいさが少なく1695mmの全幅以上にボディがコンパクトに感じられ、狭い路地でもストレスを感じずに走ることができます。
ハイブリッドの低速トルク、1.5Lの伸び感とそれぞれによさがありますが、最もベーシックな1L、直3エンジン搭載のジャストサイズ感に強く魅力を感じます。
●価格帯:147万~254万8000円
●主要装備:4WD・ハイブリッド・MT・ADAS
●ガンバリ度:5点
■旧型より大幅に質感アップして走りも格段に洗練「トヨタ アクア」
昨年アクアはモデルチェンジしました。基本コンセプトは旧型と変わらず、5ナンバーのハイブリッドで、ボディサイズも先代と比べほぼ同じサイズに収められています。ヤリスと同じGA-Bプラットフォームとなり、走りが格段に洗練されています。
また搭載するエンジンが3気筒となり、これもヤリスハイブリッドと同じ。WLTCモードによる燃費も32.0km/Lオーバーと驚異的なデータを実現しています。
ヤリスとの差はホイールベースが50mm長いことによるリアシートのゆったり感にあります。
●価格帯:198万~259万8000円
●主要装備:4WD・ハイブリッド・ADAS
●ガンバリ度:5点
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