2022年11月18日、レクサスは5代目となるSUVモデルRXを発売開始した。今回のモデルチェンジからレクサスの近未来を象徴する意欲作として「スピンドルボディ」を採用。新しく生まれ変わった「RX」を見ていこう。
●レクサス 新型RX ここがポイント
・スピンドルグリルを新たな電動化時代に向かうレクサスの表現として進化させた「スピンドルボディ」を具現化したエクステリアデザイン。
・RX500hはクラウン2.4RSにも搭載される新開発1モーター2クラッチハイブリッドシステム。
・マルチリンクリアサスペンションを新設計した進化した「GA-Kプラットフォーム」。
※本稿は2022年11月のものです
文/ベストカー編集部、写真/LEXUS、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年12月26日号
■新型RXから始まるレクサスの新時代
パッと見た瞬間のインパクトは絶大だった。
11月18日に発売開始となった新型レクサスRX。レクサスブランドを象徴する印象的なスピンドルグリルのフロントマスクは、新型RXではさらに進化。
メッシュ状にデザインされたグリル部と車体部の境界線をグラデーションのように溶け込ませ、シームレスにフロントマスクを作り上げている。
今まさに推進している、電動化時代を表現する新たなレクサスのフロントマスクの表現だ。
モデルチェンジで車体サイズが拡大するのが一般的だが、新型RXは従来型から大きくなった印象はなく、むしろシュッと引き締まって、コンパクトになったかのような印象だ。
実際は4890mmの全長は従来型同寸で、全幅は25mmワイドになった1920mm。全高が5~10mm低い1700mmから1705mmとなったことで、大きくは感じさせないのだろう。
ホイールベースは60mm延長された2850mm。伸びやかでスタイリッシュなプロポーションのクーペスタイルのSUVだ。
GA-Kプラットフォームをベースにリアサス周りを新設計。15mm低重心化されるとともに、前後トレッドは45mm拡大され、走りのよさをアピールする。
従来型で途中追加された3列シート7人乗りは、新型では設定されず、2列シート5人乗りのみとなる。
パワートレーンは『500h』に搭載される2.4LターボハイブリッドAWD(DIRECT4)を頂点に、『450h+』は2.5L THSのプラグインハイブリッド、さらに2.4Lターボの『300』をラインナップする。
500hのDIRECT4は後輪をeAxleで駆動する、新型クラウンRSにも搭載される新開発ハイブリッドだ。
新型RX、レクサスの近未来を象徴する意欲作だ!
●レクサスRX(RX500 F SPORT)主要諸元
・エンジン:直列4気筒2.4L DOHCターボハイブリッド
・トランスミッション:6速AT
・駆動方式:AWD(後輪:eAxle)
・最高出力:274.7ps/6000rpm
・最大トルク:46.9kgm/2000-3000rpm
・フロントモーター出力/トルク:87ps/29.8kgm
・リアモーター出力/トルク:103ps/17.2kgm
・システム出力:371ps
・WLTCモード燃費:14.4km/L
・0→100km/h加速:6.2秒
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