セダンの人気が凋落する昨今、日産 スカイラインの新型車についても情報が錯綜し、実情は闇の中だった。新たな情報が出ては消えるというなか、次期スカイラインはBEVのクロスオーバーになるという確定的情報が入ってきた!
※本稿は2023年1月のものです
文/ベストカー編集部、予想CG/ベストカー編集部、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年2月26日号
■次期型はBEV&クロスオーバー化!!
セダンは残るのか、クロスオーバーになるのか? パワーユニットはe-POWERかBEV(電気自動車)か、それともその両方か? 次期スカイラインの情報は錯綜しており、実体がつかめないのが実状だった。
いろんな噂は聞こえてくるが、時間が経つとその内容が変わったり、なくなったりする。ベストカースクープでも何度か報じてきたが、いつの間にかその話は消えていることが何度かあった。
ある情報筋から最近聞いたのは、セダンに関しては2016年から2022年の間に3回企画が立ち上がったが、すべて消滅したという話。
その企画内容の詳細までは不明だが、「だから情報がコロコロ変わっていたのか」と、これまでの経緯を振り返って妙に納得した。スカイラインは日産の大事なブランドだけに慎重になるし、取り扱いが難しいクルマとも言えるのだろう。
2021年夏頃に「スカイラインが消滅する」と一般紙で報道された時には、星野朝子副社長が「日産自動車はスカイラインを諦めません」と宣言。反響の大きさに驚き、火消しに走ったようにも見えたが、確かにその頃、次期モデルの企画が検討されていたということになる。
さて、そんなスカイラインにまた新たな情報が入ってきた。これぞ待ちに待った確定的情報。「次期スカイラインはBEVのクロスオーバーになる」というのだ!
この情報、これまで同様に途中で変わることもあるかと思いきや、そうではない。栃木工場での生産が決定したというのだから、実質的にスタートしているということだ。
会議でああでもない、こうでもないと話し合っている段階はもう過ぎて、日産はスカイラインをBEVのクロスオーバー一本にすると決定したのである!
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