日産 スカイライン「クロスオーバー」復活か!? BEVになって2025年登場!!

■450psオーバーの電動4WDスポーツ

次期スカイラインクロスオーバーはクーペSUVデザインとなる。海外専売のインフィニティQX55のイメージだ(画像はベストカーによる予想CG)
次期スカイラインクロスオーバーはクーペSUVデザインとなる。海外専売のインフィニティQX55のイメージだ(画像はベストカーによる予想CG)

 初代は別として、2代目のプリンス50型から10代目R34型までの「直6スカイライン」がスカイライン1.0だとすると、V6エンジンに切り替えたV35型(11代目)から現行13代目V37型までがスカイライン2.0、そして、このBEVのクロスオーバーがスカイライン3.0ということになる。

 シリーズハイブリッドのe-POWERを飛び越えて、スカイラインは一気にBEVへと進むのだ。

 今後のスケジュールも決まっており、2025年まで現行型(セダン400R)を継続販売し、同年内に次期型クロスオーバーBEVを登場させる。

 今から2年後ということだから、水面下で計画は進んでいたことになるが、さすがに、すべてを新規開発していては2025年では時間が足りず、アリアをベースにしたモデルになる可能性が高そうだ。

 部品の供給不足など一連の混乱で生産が遅れているアリアだが、今年中には回復に向かう最強グレードである「B9」の納車もまもなく始まる。次期スカイラインは、このB9 e-4ORCE(4WD)をベースにする説が有力だ。

 B9 e-4ORCEは218psのモーターを前後に置き、トータル436ps。次期スカイラインは、さらにパワーアップして450ps超を誇ることになりそうだ。

 デザインに関しての確定的な情報はないが、スカイラインの北米版、インフィニティQ50のSUVであるQX55のイメージを残すクーペSUVとなりそうだ。次期モデルも当然、北米でも売られるわけで、販売好調なQX55からかけ離れたデザインにはできないだろうと日産関係者は推測している。

■セダンを凍結してでもスカイラインの名を存続

アリアをベースにするが、全幅は1900mmクラスでひと回り大きなサイズとなる(画像はベストカーによる予想CG)
アリアをベースにするが、全幅は1900mmクラスでひと回り大きなサイズとなる(画像はベストカーによる予想CG)
一旦セダンの開発を凍結してでもモデル存続を選んだ日産。噂された「スカイライン消滅」は回避されたということになる(画像はベストカーによる予想CG)
一旦セダンの開発を凍結してでもモデル存続を選んだ日産。噂された「スカイライン消滅」は回避されたということになる(画像はベストカーによる予想CG)

 今回の情報をまとめておこう。紆余曲折あった次期スカイラインだが、セダンの開発は凍結。BEVのクロスオーバーのみで2025年に登場する。前後2モーターの4WDで、450psオーバーの性能を誇る。

 全幅が1900mm近い大型サイズのため、当初は海外専用モデルとして検討されていたが、最近になって日本でも販売する方針に変更されたという情報もある。いずれにせよ、一時噂された「スカイライン消滅」は回避されたというわけだ。

 古くからのスカイラインファンは複雑な気持ちになるかもしれない。しかし、星野副社長の言葉からもわかるとおり、日産はスカイラインを大切にしている。必ずや新時代にふさわしいスカイラインを作り上げてくれるだろう。大いに期待したい!

【番外コラム】デイズ&ルークスe-POWER今年中にデビュー決定

サクラを含めればガソリン、BEV、ハイブリッドがすべて揃うデイズ/ルークス。注目の新型車だ
サクラを含めればガソリン、BEV、ハイブリッドがすべて揃うデイズ/ルークス。注目の新型車だ

 デイズ/ルークスのe-POWERが今年中に登場する! 660ccエンジンを発電専用に使うシリーズハイブリッドだが、注目は後輪モーター駆動になる可能性があること。

 というのも、軽サイズではフロントにエンジンとモーターを配置するのが難しく、その場合はノートe-POWER 4WDのリアモーターを使用するという情報があるのだ。

 ノートのリアモーターは68ps/10.2kgm。自主規制の64psに抑えることもできるだろう(BEVのサクラは前輪モーターで64ps)。実に興味深い情報である。

【画像ギャラリー】今度はBEVとして新時代スカイラインを支える!! かつて販売されていた日産 スカイラインクロスオーバー(13枚)画像ギャラリー

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