軽自動車といえばスズキ!! といえるほどラインナップが豊富。みんな軽ならキャラが同じなの?と思えるのだが、それぞれ明確にターゲットが違った。さらに価格の安さにも注目です。
※本稿は2023年3月のものです
車両解説/西川昇吾、お薦めグレード/渡辺陽一郎
値引き&納期情報/遠藤 徹、写真/SUZUKI、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年4月10日号
■スズキ アルト車両情報
・デビュー:2021年12月
・マイナーチェンジ:―
・価格帯:94万3800〜137万9400円
・目標値引き:14万円
・納期:4カ月
・衝突軽減ブレーキ:人
・ACC:―
・サポカー:Sワイド
・WLTCモード:22.7km/L
■アルトもついにハイブリッド化!
2021年末に現行型になったアルトは、8代44年にわたるロングセラーモデルだ。スズキの軽乗用車のなかでも最もベーシックなモデルであるアルトも遂にマイルドハイブリッドシステムを採用、それでもエントリーグレードは100万円を切る価格設定となっている。軽量な車重で低燃費かつ、走りの評価も高い。
●お薦めグレード:L(FF、CVT、99万8800円)
・全長×全幅×全高:3395×1475×1525mm
・パワーユニット:直3、0.66L(46ps/5.6kgm)
・WLTCモード:25.2km/L
■スズキ アルトラパン車両情報
・デビュー:2015年6月
・マイナーチェンジ:2022年6月
・価格帯:125万1800〜164万6700円
・目標値引き:17万円
・納期:2カ月
・衝突軽減ブレーキ:人
・ACC:―
・サポカー:Sワイド
・WLTCモード:26.2km/L
■女性ユーザーをターゲットにしたアルトの派生車
アルトの派生車種として女性ユーザーを狙ったカワイイ装備やデザインが特徴のラパン。現行型は2015年登場で、アルトがフルモデルチェンジした今、ラパンもそろそろ新型が登場する時期だろう。
度重なる改良で進化していて、2022年にはレトロなデザインを身にまとった「ラパンLC」が設定された。
●お薦めグレード:X(FF、CVT、149万6000円)
・全長×全幅×全高:3395×1475×1525mm
・パワーユニット:直3、0.66L(52ps/6.1kgm)
・WLTCモード:26.2km/L
コメント
コメントの使い方スズキには個性あふれながらも確実なデザインと多様性のあるラインナップという武器がある。ツインから始まりエネチャージで本格化した軽ハイブリッド、その生みの親はスズキ。インドで人気があるのはきっと、自動車大国育ちで舌の肥えた私たちよりも物の本質を見る力があるから。ただ、アルトの記述には問題がある。アルトで一〇〇万円を切るAグレードはガソリン車で、マイルドハイブリッドではありません。