BMWは4月26日(水)、ピアニストの反田恭平氏にBMW M850iの納車を行った。
BMWは新しい時代のラグジュアリを「FORWARDISM.」であると定義。
それは、「未来を予見して感じることを愉しみ、明日をよりよいものにするために、固定観念にとらわれずに挑戦し続ける考え方や姿勢。」を意味する。
世界中を席巻した世界3大音楽コンクールのひとつ「ショパン国際ピアノコンクール」から約2年。今、その活動がクラシック業界だけでなく、音楽業界全体から注目を集めているのが反田氏だ。反田氏は、ピアニストとしての枠にこだわることなく、プロデューサーとして自身が主催する「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」を株式会社化し後進の育成に力を入れたり、指揮者として活動したりするなど、自ら新しい道を切り開いているところがBMWの提唱する「FORWARDISM.」そのものである。
BMWを愛車にして約2年。反田氏はインタビューの冒頭「BMWのない生活は考えられない」と言う。
「東京にいるときは、コンサートホールに行くのも、楽譜を買いにいくのも、移動はすべてBMWですね。少しでも時間があれば、BMWに乗っていたい。車内では、これから練習する曲を聴いたり、コンサートの選曲をしたり、本当に貴重な時間として使っています」
BMWに出会うまでは、車は単なる移動手段でしかなく、自身が運転免許を取得して運転することは考えられなかったと反田氏は言う。「東京に住んでいると、あまり車は使わないという意見もあると思いますが、僕はBMWのシートに初めて座った時からシンパシーを感じるものがありました。実際に運転してみて、BMWのシートは本当にいい。車種によってはシートヒーターやマッサージ機能もあるので、運転しながらリラックスできるのも気に入っています。また、ハンドルが温かくなるステアリングホイールヒーティングは、ピアニストとしてはとても嬉しい機能のひとつ。冬場のコンサートでは、ウォーミングアップの時間を短縮できるので、とても重宝しました。」とピアニストならではの意見も。他にも、ヘッドアップディスプレイをはじめ安全機能についても満足しているという。
今回試乗したM850iについても、反田氏はその走りにとても満足しているという。「非常に滑らかな走りをする車で、風を感じるような速度感に満ち溢れた走りは、個人的には好きですね。M850iは一目惚れした車なので、今回改めて乗ってみて、ハンドルやアクセルが重めな感じがピアノのペダルを踏んでいる感覚に似ていて僕好みでした。デザインもさることながら、エンジン音がとてもいい。エンジンをかけた時や、スポーツモードに変化した時のエンジン音がたまらなくいいですね。強さがある反面、筆で滑らかに線を描くような繊細な走りをするので、その二面性に驚きました」と、反田氏ならではの感想を語ってくれた。
反田氏にとってBMWは、自身の活動を支える特別な空間でもあるようだ。「自分の勉強のための貴重な時間や、仲間との大切な時間を快適に過ごすのも、BMWなら叶えられます。僕はよくオーケストラのメンバーやスタッフ、友人を乗せるのですが、BMWの車内だからできる会話が生まれるんです。例えば、オケのメンバーとは、昨日のコンサートの録音を一緒に聴いて、意見交換や、次のコンサートへ向けての予習・復習をするなど、車内で生まれた会話がそのままコンサートに活かされることがよくあります。音楽家というのはオンとオフの境目が難しい職業。僕の場合はオンとオフの切り替えも、ストレス発散も唯一できるのがBMWなんです。いいことも悪いことも全てポジティブにリセットして、次のステップへ進む。僕にとってBMWは、仕事もプライベートも支えてくれる、良き相棒のひとつですね」
最近の反田氏は、指揮者としても目覚しい活躍をみせている。新しいことに挑み続けるモチベーションはどこにあるのか?反田氏にとっての「FORWARDISM.」について聞いた。
「単純に楽しいかどうか、そこだけですね。自分がそのプロジェクトをやってみて、どう言う思いなのか、音楽をやってみて改めて良かったと思えるプロセスがあるのか?結果はあるのか?そういうところが主軸だったりします。人生1度きりだし、いつ死ぬかわからないから、悔いなく生きたいと思う気持ちが強いんだと思います」
その思いは海外に出て感じることが強いそうだ。
「日本人はひとつのものを極めていく職人的な傾向がありますが、海外は副業というか、セカンドメディアのようにいくつもの顔を持つプロフェッショナルが多くいます。欧米では、自分が楽しいと思ったもことをエンジョイして、好きなように生きていくことはとても大事なことなのです。僕はピアノを弾くことも、指揮をすることもとても楽しいし、コンサートを企画するのもワクワクする。今までなかったことを、0から1を生み出すのはとても大変だけど、それにあえて挑戦したいのかもしれませんね」
常に新しい世界へ飛び込んでいく反田氏に、今後の活動について聞いてみた。「今まで行ったことのない地域でコンサートを開催する予定なので、それがとても楽しみです。ピアニストとしてのオファーもたくさんありますが、海外から指揮者としてのオファーもたくさんいただくようになりました」と新しい展開について語ってくれた。
「実は、ウィーンから熱烈なオファーがきて、モーツアルトの「レクイエム」なんです。本場のウィーンで、現地のプロのオーケストラで、子どもの時から大好きな「レクイエム」の指揮が振れるだなんて、夢のようです。高校1年生の時にざっと人生設計図を頭で描いたのですが、27歳で東京の大きなホールで指揮者として拍手を受けるという目標を24,25歳の時に叶えたのですが、まさか29歳で海外のプロオーケストラでと演奏するなんて、と思っています」と嬉しそうな笑みを浮かべた。
また、BMWブランド・フレンズに就任したことで、嬉しい出会いもあったという。「今年の3月のミュンヘン・フィルハーモニーとの演奏会で、ユーゲントコンサート(青少年のためのコンサート:ミュンヘン市内の中学生を招いてのコンサート)でも演奏したのですが、曲が終わってインタビューをされた時にMCの方から「君はBMWジャパンのアンバサダーだよね」と聞かれたので、「僕はBMWが大好きだ」と言ったら会場中がものすごく沸いたんです。反応がとても大きくてびっくりしましたが、BMWはミュンヘンの誇りなんだと改めて思いました。そういえば、ミュンヘン・フィルからのオファーをいただいた時も、メールの文中に「君はBMWのアンバサダーだから、友好関係がある」と一言入っていましたね。まさか日本のBMWとの縁が、本国のミュンヘンとの繋がりができるとは思いませんでした」と驚きと喜びが入り混じった表情をみせた。
今後、ますます活躍の幅が広がる反田氏であるが、最後にBMWオーナーヘメッセージを寄せてくれた。
「僕はBMWに乗っているとアイデアもたくさん出てくるし、チャレンジしたいことの半分はだいたい車の中でのアイデアだったりします。車に乗るワクワク感は、僕にとってピアノを弾くことと同じで、どういう景色のコンサートに連れて行ってくれるのだろうと考える貴重な時間や空間だったりします。
何か目標に向かって目的地を設定することは、僕は大事だと思っていて、(目的地が)アバウトでもいいと思います。BMWは場所だけでなく、人生の目的地へも一緒に連れて行ってくれると思っていますし、その道中の過程で、最終的な人生に迎えられたらと思っています。BMWに乗ることで、オフの時間や一人になる時間をたくさん持っていただけたらなと思います」
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