ホンダが満を持して投入したブランニューモデルのZR-Vは、シビックベースとあって走りの良さが魅力。ここでは、2022年11月に登場したホンダ ZR-Vの実力を、3名の自動車評論家がもう一度評価していく。
※本稿は2023年5月のものです
文/渡辺陽一郎、片岡英明、国沢光宏、写真/ベストカー編集部、ホンダ
初出:『ベストカー』2023年6月26日号
■シビックと同じ骨格とエンジンを持つスポーティSUV
現行型シビックをベースにCセグSUVとして誕生したのがこのZR-Vだ。走りの質の高さはそのままに、荷室のキャパシティや乗り降りのしやすさなど、SUVの長所が随所に盛り込まれている。
●ホンダ ZR-V e:HEV X・2WD
・全長×全幅×全高:4570×1840×1620mm
・車重:1560kg
・最小回転半径:5.5m
・パワーユニット:2L、直4(141ps/18.6kgm)+モーター(184ps/32.1kgm)
・燃費:22.1km/L
・価格:329万8900円
■ファミリーカーにも使いやすい走りに優れたモデル
渡辺陽一郎先生からの再・通信簿
・パワー感:8点
・ハンドリング:9点
・快適性能:8点
・環境性能:7点
・実用性:7点
・お買い得度:6点
走りに力を入れて開発され、カーブを曲がる時などは、挙動の変化が穏やかに進む。安定性やハンドリングが優れ、動力性能も満足できる。後席の座り心地はいま一歩だが、頭上と足元の空間は広く、ファミリーカーとして使いやすい。
●総合評価:71点
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