先代から排気量アップを果たしてパワフルになったトヨタGR86。そして日本において「ライトウェイトスポーツ」を語る時、避けては通れない存在がマツダ ロードスター。ここでは2Lエンジン搭載のRFを取り上げ、GR86とロードスターRFを「軽量級対決」として比較する!
※本稿は2023年6月のものです
文/斎藤 聡、写真/ベストカー編集部、トヨタ、マツダ
初出:『ベストカー』2023年7月10日号
■400ccの排気量差が命運を分ける
2シーターにこだわるならロードスターだし、4人乗りならGR86。ではエンジンや操縦性に注目したらどうか?
GR86はその軽快な操縦性が持ち味。ただし、旋回中にZ軸を中心に自転したがるような動きがみられるのが気になるところ。
一方ロードスターRFは、KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)と呼ばれるサスペンションジオメトリーとブレーキ制御を利用して旋回中のクルマの姿勢を安定させる機構を搭載。素晴らしい姿勢安定制御だが、メタルトップを上げると重心が高くなって恩恵は減殺。
エンジンは2.4LとなったGR86が断然パワフル。ロードスターの2Lも伸びが心地いいが、個性でも速さでも水平対向のGR86に軍配。
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